Cmosy(クモシィ)Googleドライブ まるわかりコラム
ファイルサーバーを確実にGoogle ドライブ に移行する
ドライブトランスファー
ファイルサーバからドライブへの移行を解決する
ドライブトランスファー
本コラムでは、ここ最近のドライブ環境へのデータ移行の問い合わせを大変多くいただいているため、当社吉積情報の「ドライブトランスファー」のご紹介をさせていただきます。「ドライブトランスファー」とは、オンプレミス環境から、データの送り漏れがないようにドライブへ移行が行えるファイルサーバー移行サービスです。
Google ドライブに移行することのメリット
そもそもオンプレミスのファイルサーバー環境でファルを運用・管理する場合、以下のような課題が挙げられます。
①ファイルを探すのに一苦労。社員が多くの時間を割いている
②同じファイルが乱立していてどれが最新版か不明
③社内からしかアクセスできないので、テレワークを進められない
④故障などの対応でリソースが取られてしまう
これらはオンプレミス環境下での業務を行っている多くのご担当者にとって、思い当たる課題ではないでしょうか。これらの課題は Google ドライブを活用することによってすべて解決できます。
① Google検索によるデータ参照効率がアップ
Google の強力な検索機能を利用することが出来ます。AI機能にて使用時間の頻度によって自動でファイルを提案してくれます。
②共同編集機能にて、同時編集が可能
Google の強力なコラボレーション機能によって、チーム作業を円滑に進めることができます。
③クラウドなので、端末依存せず自宅でもどこでも閲覧、編集が可能
パソコンやタブレット、スマートフォン等、インターネットさえあれば、どんな端末からもアクセスが可能になります。
④ Google のシステムのため、社内でのシステム保守・点検・刷新は不要
情報システム部門の方は保守点検だけでなく、従業員の生産性を向上する環境の整備などクリエイティブな作業にも時間を取ることが出来ます。
ファイルサーバーからGoogle ドライブ へ移行する上での課題
それでは、Google ドライブ へ移行する一般的なシナリオは2通りです。
①手動で移行を行う
手動で行うのは、一個一個アップロードしていく必要があるので、ファイル数が多い場合対応することが大変難しいです。数十〜数百ファイルであれば可能な範囲ではありますが、基本的にファイルサーバは数百万以上のファイルをアップロードするケースがほとんどです
②ツールによる移行を行う
ユーザー側で設定するパソコン版 Googleドライブと管理者側で設定するGoogle Workspace Migreteがあります。Google Workspace Migreteは、Google Cloud Platform (以下 GCP )のコンピュートリソース(IaaSサーバー)を利用してファイルをアップロードすることになります。
そのため、 GCP の費用が別途かかることになります。また、 Google Workspace Migrate を利用する場合は、ベータ版テストへの申し込みが必要です。
どちらのツールも移行記録が残っていないなど不確かなデメリットもいくつか存在します。そこで上記のような選択肢に加え課題解決ソリューションとして開発したのが、「ドライブトランスファー」です。
ドライブトランスファーの特徴
ライブトランスファーの特徴は3つです。
① Google ドライブの制限を考慮
ドライブトランスファーは、 Google ドライブにおけるアップロードや移行における様々な制限・しきい値を考慮した設計になっています。
Google ドライブ では、APIの実行回数等に上限の設定がありますが、ドライブトランスファーでは、その制限に引っかからないように設計されています。またフォルダ構成を維持した状態のアップロードにも対応しております。
②アップロードログをすべて出力
下記のようにファイルのアップロード状況をチェックすることが出来ます。
▼アプリ実行ログ(実行結果のログを表示)
▼詳細ログ(実行ログのさらに詳細を表示)
全てのアップロード履歴・ステータスを管理出来ます。また全ての事項結果をCSV出力することが出来ます。
▼ログのCSVを出力
こちらのデータがあれば、どれだけのファイルが送られているか確認取れますので安心です。
著者
森田 嶺
吉積情報株式会社 取締役 副社長。 大学卒業後、サーバーサイドエンジニア等の経験を経て、YOSHIDUMIに入社。Google ドライブ拡張サービス「Cmosy」「共有ドライブマネージャー」等、自社サービスの開発に従事。現在、Google Bard (グーグルバード)に関する記事を定期発信中!