保健・医療・介護の各段階(疾病の発症予防、受診、診察・治療・薬剤処方、診断書等
の作成、診療報酬の請求、医療介護の連携によるケア、地域医療連携、研究開発など)において発生する情報やデータを、全体最適された基盤を通して、保健・医療や介護関係者の業務やシステム、データ保存の外部化・共通化・標準化を図り、国民自身の予防を促進し、より良質な医療やケアを受けられるように、社会や生活の形を変えることと定義できる。
引用元:医療DXについて
Google Workspace の活用で、離れた場所で働く医療スタッフの連携を維持し、重要な情報や最新の状況を把握できるようになります。
例えば医療チームはビデオ会議、チャット、メール、共有ドキュメントなどの機能を使用して、リモートでリアルタイムに連携できます。
時間や場所を問わず、さまざまなデバイスを使用して、同僚や外部パートナーと共有・共同作業ができるようになります。
京大医学部付属病院による「患者さんの待ち時間を最小化」する取り組み事例です。
患者案内システムを導入することで、以下のような案内をデジタル化しスマートフォンを活用してもらうことで、待ち時間の最小化を実現しています。
参考:医療DXを進めるために
Google のクラウド型グループウェア「 Google Workspace 」では、医療とライフサイエンス向けのサービスを提供しています。
医療業界向けを利用するメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
最適な治療結果が得られるよう、チームの情報共有を促進します。診断、検査、治療計画について、適切なスタッフが常に最新の情報を得られるようになります。
また、個人や共有デバイスから安全にツールにアクセスできるため、医療スタッフが最適なケアを提供可能です。
さらに、データ入力やスケジュール管理など、繰り返し行う手作業もデジタル化できます。
Google Meet を使えば、あらゆる場所の患者とつながることができ、ドキュメントを画面に共有しながらのオンライン診察なども可能になります。
身体に障害を生じた人の機能回復の研究や、疾病の予防・治療等を実施する潤和リハビリテーション振興財団が、Google Workspace を病院の情報インフラとして活用した事例です。
従来のシステムでは、グループウェアの機能であるカレンダーや掲示板機能は使われておらず、緊急度や重要度に関わらず電話によるコミュニケーションが中心となることで、診察中の医師を煩わせるなどの課題があったそうです。
ある日、台風の影響によりグループウェアのサーバーが被害を受けそうになったことがきっかけで、情報システムのリプレイスを検討。更新のタイミングで Google Workspace を導入しました。
導入後は全職員に浸透するよう、PCログイン時には Google Workspace にも強制的にログインする仕組みを構築。ログイン後は Google サイトで制作したポータルサイトが表示され、業務連絡事項を強制的に確認できる仕組みを作り上げました。
そして電話ではなくチャット機能を利用するようになり、緊急時以外の医師への電話もなくなったそうです。
この他、カレンダーの活用によるチームのスケジュール管理や研究会の中継による人材育成、迷惑メールの一掃など、リプレイス前の課題をほぼ全てクリアできました。
本記事では医療DXや病院DXについて、解説しました。
医療DXにより、医療現場の業務効率化や人材の有効活用、個人の健康増進や医薬・ヘルスケア産業の振興が期待できます。
一方、医療現場では、IT人材の確保や医療データ形式の標準化、オンライン常時接続、取り組む動機の弱さなどが課題となっています。
このような中、病院施設においては Google Workspace を活用したDXも進んでおり、業務効率化やオンライン診療の提供にも寄与しています。
吉積情報株式会社では、Google Workspace をスムーズに医療の現場に浸透させ、最大限活用して病院DXを実現できるよう、導入をサポートするサービス「MY START for Google Workspace 」を提供しています。
Google Workspace のエキスパートが課題を解決し、DX実現をサポートしますので、ぜひ一度ご相談ください。