導入事例
フルサト・マルカホールディングス 様
AppSheet で、現場のアイデアをカタチにするフルサト・マルカの取り組み
フルサト・マルカホールディングス株式会社 様
- 業種
- エンジニア(機械・電気・電子・半導体・制御)
- サービス
- AppSheet
- 企業規模
- 1000名以上
2021年10月1日に、それぞれ異なる事業領域で強みを持つ、「フルサト工業株式会社」と「株式会社マルカ」の経営統合により設立された、機械・工具事業、建設資材事業、建設機械事業、IoTソリューション事業からなる企業です。
「感動提案で今を拓き、変化の先まで伴走する。」をMISSIONに掲げる。
(以下、フルサト・マルカ様)
経営戦略本部 IT企画部 部長 渡邉 雅行 様
経営戦略本部 IT企画部 デジタル戦略課 課長 山本 忠孝 様
経営戦略本部 IT企画部 デジタル戦略課 中田 友梨 様
2023年12月掲載
導入前の課題
組織統合による開発負荷増大
現場のニーズに対応した個別最適化の遅滞
導入した決め手
Google Workspace との連携による利便性の向上
知見とサポート力。導入支援による安心感。
AppSheet 導入の道のり:組織統合とスピード感の課題解決
- AppSheet を導入された背景について教えてください。
組織の統合とスピード感の問題、そしてIT企画部だけでは対応しきれない開発課題にありました。2021年にフルサト・マルカが統合された際、内製やスクラッチからの開発を行っていましたが、IT企画部だけでは対応が難しいと感じていました。
統合前からRPAを導入し、個別最適化を試みていましたが、完全には対応しきれていませんでした。中規模以上の案件は優先度をつけて対応していましたが、小規模な案件や個別最適の案件、部署別の案件は開発の優先度が低く、対応が難しかったのです。
そこから、ノーコード開発の道を探り、kintone なども試していましたが、社内のグループウェアとして Google Workspace を使用していたため、最終的には Google Workspace との連携ができ、開発スキルがほとんど不要な AppSheet を採用することになりました。
「信頼とフィット感」人間味あふれるビジネスパートナー
- AppSheet 導入の際に吉積情報をパートナーとして選んだ理由について教えてください。
吉積情報を選んだ理由は、その知見とサポート力に優位性があったからです。Google の営業担当やコンサルタントからの紹介もあり、信頼性が高かったことも選定の大きな要因でした。
また、吉積情報との雰囲気やフィット感も重視しました。一緒にやっていけそうか、相談しやすそうかという視点から見て、吉積情報が良いと感じました。ビジネスを超えた人間味を感じ、営業担当の方もエンジニアの方も一体となって、困ったことがあれば素早く親身に対応してくれたことが良かったです。
- 吉積情報の AppSheet 導入の進め方、支援内容に対しての感想を教えてください。
Backlog でのQ&A課題管理やサポートが手厚いと感じています。
初歩的な質問にも答えてくれる安心感があり、「簡単な質問をしてもいいんだ」というように感じました。研修体制は、とても丁寧で、研修を受けたそれぞれのメンバーのレベルが上がったと感じます。
AppSheet の導入支援サービス実施中から現在に至るまでの満足度については、満点に近いのではないかと思っています。
AppSheet で現場主導なアジャイル開発を実現
- AppSheet 導入後の効果について教えてください。
まず、4つのアプリがリリースされ、それにより業務の効率化が図れています。具体的なアプリとしては、顧客訪問管理アプリ、購入申請ワークフローをアプリ化したもの、問い合わせ管理ツール、そして情報収集をナレッジとして蓄積するアプリがあります。
これらのアプリによって、訪問が完了したら作業報告書が作成され、ユーザー行動の確認が不要になったり、購入申請から承認までの流れをChatで通知されるようになったりと、業務の効率化が進んでいます。
また、現場の業務において「これってAppSheetでできるんじゃない?」という選択肢が増え、アジャイル開発が可能になりました。これにより、現場とビジネスサイドのスピード感の良さを実感することができています。
▼フルサト・マルカ様がリリースしたアプリの例
「DX化の第一歩」「チャレンジをするカルチャー」AppSheet ではじめる業務改革
- どのような企業に AppSheet や AppSheet 活用サポートを勧めたいですか?
AppSheet は、大企業から中小企業まで、それぞれの企業が抱える課題を解決できるツールですが、特に「チャレンジをするカルチャー」を持つ企業に対して AppSheet を推奨したいですね。新しいことに挑戦する時間を持ち、そのための投資ができる企業であれば、AppSheet を活用することでさらなる効率化や業務改善が期待できます。
また、「DX化を進めたいと考えている企業」にも AppSheet は有用だと思います。AppSheet はやはりコード知識不要で始めやすいため、DXを一歩踏み出したいと考えている企業にとってのはじめの一歩となると思います。
また、吉積情報の AppSheet 支援サービスは非常に手厚く初心者向けなので、IT企画部に来たばかりの私(中田様)でもアプリを作ることが出来ました。エンジニアの少ない企業にも向いているサービスだと言えますね。
- AppSheet や吉積情報に今後期待することはありますか?
0からアイディアを出してアプリを作っていくのは大変なので、何か参考になるようなアプリや、サンプルアプリがたくさんあるライブラリのようなものがあれば良いと思っています。
AppSheet ユーザー会やハッカソン※など AppSheet アプリを共有する機会を増やすことで、さらなる知見の共有やスキルアップが期待できると思います。
※ハッカソン:ハック(Hack)とマラソン(Marathon)を掛け合わせて造られた造語。 ITエンジニアなどが集まってチームを作り、特定のテーマに対してそれぞれが意見やアイデアを出し合います。 そこから決められた期間内でアプリケーションやサービスを開発し、その成果を競い合うイベントです。
結びの言葉(吉積情報より)
フルサト・マルカ様は、組織統合やDX化の課題を抱える中、AppSheet を導入されました。当社は、研修やサポートを通じて、フルサト・マルカ様の AppSheet 活用を支援しています。
今回のインタビューにおける一番の驚きは、開発の経験がほぼないと仰っていた中田様が現場の業務アプリを開発しはじめているという点です。まさに、AppSheet によるコーディング不要なアプリ開発を体現されているお姿に、私たちもとても大きく感銘を受けましたし、そうした企業のご担当者様から評価いただけたことをとてもありがたく感じます。
今後とも末永くよろしくお願いいたします。
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2023年12月記事作成(取材・文/吉積情報)
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