Google Workspaceにログインできないトラブルの対処法
ここでは、Google Workspaceにログインできないトラブルの対処法を紹介します。
- パスワードリセット
- 本人確認
- 管理者への問い合わせ
パスワードリセット
Google Workspaceにログインできない原因のひとつに、パスワードの失念があります。この場合は、ログイン画面の「パスワードをお忘れですか?」をクリックして、パスワードのリセット手続きを行いましょう。登録済みのメールアドレスや電話番号を使って認証を進め、新しいパスワードを設定することで、再びログインできるようになります。
本人確認
セキュリティ保護のため、Google Workspaceのログイン時に本人確認を求められることがあります。たとえば、普段と異なる端末からアクセスした場合などが該当します。本人確認が求められたら、表示される内容の指示に従い、認証コードの入力や、登録済みの端末での承認操作などを実施しましょう。本人確認が完了すれば、通常どおりログインして操作が可能になります。
管理者への問い合わせ
パスワードをリセットできない、または本人確認がうまく進まない場合は、Google Workspaceの管理者に相談するのが確実です。組織の管理者であれば、アカウントの状態確認やパスワードの初期化、ログイン制限の解除などの対応が可能です。自分での対処が難しいと感じたら、早めに管理者へ連絡し、指示を仰ぐようにしましょう。
Google Workspaceメール受信ができない場合のトラブルシューティング
ここでは、Google Workspaceでメール受信ができない場合のトラブルシューティングを紹介します。
- MXレコードの設定確認
- メールログ検索の利用
- アカウント状態の確認
- Gmailの設定確認
MXレコードの設定確認
Gmail でメールが届かない場合、まず確認すべきなのが「MXレコード」の設定です。
MX(Mail Exchange)レコードとは、あなたのドメイン宛てのメールをどのメールサーバーに届けるかを指定する設定です。Google Workspaceのメール機能を正しく利用するには、このMXレコードがGoogleのメールサーバーを指すようにしておく必要があります。
例えるなら、MXレコードはインターネット上の郵便番号のようなものです。これが間違っていると、宛先は合っていてもメールが正しく配達されず、行き先を見失ってしまいます。
そのため、Gmailでメールが届かない場合は、まずドメインのDNS設定でMXレコードが正しくGoogleのサーバーに向いているかを確認することが重要です。
メールログ検索の利用
Gmailに届くはずのメールが見当たらない場合は、Google Workspace管理コンソールの「メールログ検索」機能を活用しましょう。メールログ検索を使えば、過去30日間に組織内のユーザーに送信されたメールの履歴を確認できます。
迷惑メールとして処理された場合や、ルーティング設定により別の場所へ送られたメールも追跡可能です。対象メールが本当に届いているか、どのように処理されたかを確認することで、トラブルの原因特定と迅速な対処に役立ちます。
アカウント状態の確認
Google Workspaceでメールを受信できない場合、アカウント状態も確認しましょう。受信トラブルの原因として、Google Workspaceに登録されているアカウントが無効になっていたり、一時停止中になっているケースがあります。
管理者コンソールから該当ユーザーのステータスを確認し、「有効」になっているかをチェックしましょう。無効状態だと、当然ながらメールの送受信ができません。ユーザー単位の設定見直しが解決のカギになることもあります。
Gmailの設定確認
Google Workspaceでメールが受信できないときは、Gmailの設定もチェックしましょう。まず、迷惑メールフィルターの設定で正しいメールが誤って迷惑メールに振り分けられていないかを確認します。
また、特定の送信元アドレスをブロックしていたり、フィルター設定で自動的に削除やアーカイブされるようになっていないかも要注意です。設定次第では、届いていても見えない状態になっていることがあります。Gmailのフィルターやブロック設定を一度見直してみましょう。
Google Workspaceドライブや共有機能のトラブル解決方法
ここでは、Google Workspaceドライブや共有機能のトラブル解決方法を紹介します。
- 共有ドライブを作成できない
- 管理者が共有設定を変更できない
共有ドライブを作成できない
Google Workspaceで共有ドライブを作成できない場合、ライセンスと管理設定を確認しましょう。Business Starterなど一部プランでは共有ドライブ機能が提供されていません。また、管理者が組織部門ごとに「ユーザーによる共有ドライブ作成」を無効に設定している可能性もあります。くわえて、設定グループで別のポリシーを適用していない場合、ユーザー権限が制限されていることも。これらの設定を確認し、必要に応じて管理者による調整が必要です。
管理者が共有設定を変更できない
管理者の権限を持つにもかかわらず、共有設定を変更できない場合は、いくつかの要因が考えられます。
まず、使用しているGoogle Workspaceライセンスが共有設定に対応しているか確認しましょう。また、管理コンソールでのポリシー設定によって外部共有などが制限されていることもあります。共有ドライブに関する権限は細かく制御可能なため、管理者であっても操作が制限されるケースがある点に注意が必要です。
以下サイトも参考にしてみてください。
https://support.google.com/a/answer/7337638?hl=ja#create
トラブルを未然に防ぐためのヒント
- 定期的なパスワード変更
アカウントの不正アクセスを防ぐためには、パスワードを定期的に変更する習慣が重要です。同じパスワードを長期間使い続けると、情報漏えいやパスワード流出のリスクが高まります。安全性を高めるためには、大文字・小文字・数字・記号を組み合わせた強力なパスワードを設定し、3〜6カ月ごとに更新するのがおすすめです。
- 二段階認証の有効化
二段階認証を有効にすると、パスワードにくわえて追加の認証手順(スマホへの通知や確認コードなど)が必要となり、セキュリティが大幅に強化されます。たとえパスワードが漏れても、不正ログインを防止できるため、企業での情報保護に欠かせない設定です。管理者は全ユーザーに対して二段階認証の利用を推奨または強制することも可能です。
- 重要な共有設定の定期的な確認
Googleドライブや共有ドライブでの情報共有が進むなか、誤った共有設定により社外に機密情報が漏れてしまうケースも少なくありません。定期的に共有設定を見直し、誰と何を共有しているのかを確認することが大切です。共有リンクの公開範囲が「全員に公開」になっていないかなど、管理者・ユーザーともに注意しましょう。
- 管理者からの通知の確認
Google Workspaceでは、管理者からセキュリティ関連や設定変更の通知が届くことがあります。これらの通知を見逃すと、重要な対応が遅れ、トラブルの原因になる可能性があります。定期的に通知やアラートメールをチェックし、必要に応じて設定変更や対処を行うことで、問題の早期発見・回避につながります。
Google Workspaceトラブル発生時に便利なサポート
ここでは、Google Workspaceトラブル発生時に便利なサポートを紹介します。
Googleへの問い合わせ手順
Google Workspaceでトラブルが発生した際は、「Google サポート」に問い合わせるのが有効です。Google Workspaceの管理者は管理コンソールから直接サポートへ連絡できます。電話・メール・チャットのいずれかを選べます。問い合わせ前に、Googleが提供するオンラインヘルプを活用することもおすすめです。具体的な操作方法や設定ガイド、トラブル事例が多数掲載されており、自己解決につながるケースも多いです。迅速な対応のためには、問題の内容や発生時の状況を整理して伝えるのがポイントです。
パートナーの活用
Google Workspaceでトラブルが発生した際は、公式パートナーによるサポートを活用するのも効果的です。たとえば、Google Workspaceをパートナー経由で導入した場合、初期設定や社内展開、運用中のトラブル対応まで一貫したサポートが受けられます。とくに、パートナーは企業の業種や利用状況に合わせて柔軟に対応してくれるのが特長です。吉積情報では、Google認定資格を持つ専門スタッフが在籍しており、導入から日常の運用まで、企業に寄り添ったきめ細かな支援を提供しています。
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Google Workspaceのトラブルなら吉積情報まで
本記事では、Google Workspaceのトラブルシューティングについて解説しました。
Google Workspaceの導入や運用においてお困りのことがあれば、ぜひ吉積情報にご相談ください。導入支援からトラブル解決まで、Google認定資格を持つ専門スタッフが丁寧にサポートし、企業ごとの課題に応じた最適な解決策をご提案し、安心・スムーズな運用を実現します。トラブルを未然に防ぎたい方も、すでに困っている方も、まずはお気軽にお問い合わせください。
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