Gemini が無料で使える!?
2025年1月15日、Google は「Google Workspace」(Business・Enterprise)に Gemini を標準搭載すると発表しました。 これまでアドオンとして提供されていた Gemini ですが、対象のプランを契約している企業は、追加料金なしで利用できるようになりました。
ただし、完全無料というわけではなく、Google Workspace の基本料金が必要です。 また、2025 年 3 月 17 日から新料金が適用されるため、以前よりもコストを抑えて Gemini を導入できる可能性があります。
関連記事:【2025年最新】Google Workspace 料金値上げ!メリットや各プランの詳細を紹介
Google Workspace with Gemini より前に無料提供されていたGemini Apps
従来も、無料版の法人向け Gemini Apps が提供されていました。ここでは参考情報として、Google Workspace with Gemini との違いを紹介します。
- 利用できるLLMの違い:無料版では「1.5 Flash」が使用され、「Pro」は利用できません。そのため、処理できるコンテキストのサイズが小さくなります。
- データ分析機能の有無:無料版では、ファイルアップロードによるデータ分析はできません。
- 画像解析機能の有無:無料版では、画像解析はできません。
- Gems のカスタマイズ:無料版では、Gemsをカスタマイズして利用することはできません。
【参考記事】Gems のカスタマイズとは?
https://www.yoshidumi.co.jp/collaboration-lab/gemini_update_2408
これからは無料で使える Google Workspace with Gemini の機能
Google Workspace with Gemini が標準プランに搭載されたことで、以下の機能を追加料金なしで利用できるようになりました。
- 「Help Me Write」で文章を自動作成
Gmail や Google ドキュメントで、プロンプト(指示文)を入力するだけで、メールの下書きやレポート、提案書などの文章を自動作成 できる機能です。謝罪文や依頼文など、表現に迷う文章も AI が適切な言葉で提案してくれるため、作業効率が向上します。
- 「Help Me Organize」機能でデータ整理を簡単に
Google スプレッドシートで、指示に応じて表を自動生成 する機能です。罫線やプルダウンリストの設定も AI が行うため、表作成の手間を削減し、データ整理をスムーズに進められます。
- 「Help Me Visualize」機能で 画像生成
Google スライド上で、テキスト入力だけでオリジナル画像を生成できる機能 です。水彩画やスケッチ、写真風など、好みに合わせたビジュアルを作成でき、プレゼン資料の質を向上させることができます。
- 「Generate a Background」&「Studio Look」機能でWeb会議品質アップ
Generate a Background により、Google Meet でプロンプトを入力するだけで、オリジナルの背景画像を自動生成できます。
Studio Look では、音声や映像の品質を自動調整し、周囲の騒音や暗い環境でもクリアな映像と音声で会議を進行できるようになります。
- Gemini サイドパネル
Google ドキュメントや Gmail などのアプリに、AI アシスタント「Gemini」がサイドパネルとして用意されています。文章作成のサポートや、データ検索、要約作成などを AI が補助し、業務効率化が可能です。
上記機能が追加料金なしで利用できるのは、企業にとって大きなメリットです。 Gemini を活用し、業務の効率化を進めましょう。
関連記事:【2025最新】Google Workspace のプラン比較!もう迷わない!比較ポイントとすべきことを紹介
無料で使える Google Workspace with Gemini の新料金体系
Gemini for Google Workspace は、Google Workspace を契約することで利用できます。
Google Workspace には、ビジネスの規模やニーズに応じた4つのプランが用意されています。それぞれのプランの特徴をわかりやすく紹介します。

Business Starter
月額800円/ユーザー
Google Workspace の中で最もリーズナブルなプラン です。
- Gmail(ビジネス用メール):セキュリティ対策が施された独自ドメインのメールを利用可能。
- ビデオ会議(Google Meet):最大100人まで参加可能
- ストレージ:ユーザー1人あたり30GBを提供
- 管理機能&サポート:基本的なセキュリティ管理機能と標準サポート付き
個人事業主や小規模企業におすすめのプランです。
Business Standard
月額1,600円/ユーザー
Business Starter の上位プラン で、より多くのデータ容量や会議機能が必要な企業向けです。
- ビデオ会議(Google Meet):最大150人が参加でき、録画機能も搭載。
- ストレージ:ユーザー1人あたり2TBを提供。
- Cloud Search:GmailやGoogleドライブなどのデータを横断検索できるアシスタント機能。
会議の録画や、データ検索機能を活用したい企業に最適です。
Business Plus
月額2,500円/ユーザー
Business Standard の機能に加え、データ管理を強化 したプランです。
- 「Vault」機能:データのアーカイブ・監査機能を搭載。
- 従業員が削除したデータの復元・監査 が可能。
- セキュリティ強化:より厳格なデータ保持ポリシーを適用。
データ管理が求められる企業や、退職者のデータ管理を徹底したい場合に適しています。
Enterprise
料金はお問い合わせください
Google Workspace の 最上位プラン で、高度なセキュリティと大規模な運用に対応 しています。
- Google Meet のライブストリーミング(1万人まで視聴可能)。
- DLP(データ損失防止)機能 により、メールやドライブの情報漏洩を防止。
- コンテキストアウェアアクセス(ゼロトラスト認証)で、より厳格なアクセス管理が可能。
- 監査ログの BigQuery エクスポート に対応し、詳細なログ管理が可能。
- セキュリティセンター の全機能を搭載(Enterprise Plusのみ)。
特に、大企業や高度なセキュリティ対策が必要な企業向け のプランです。
各プランについて詳しい内容を知りたい方は、吉積情報までお問い合わせください。
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2025年1月の発表により、Google Workspace with Gemini が標準機能として提供されることになりました。 これにより、企業は追加コストなしで AI を活用し、業務効率の向上や生産性の最大化を図ることができます。
しかし、「どのように Gemini を導入すればよいのか?」「自社の業務にどのように活用できるのか?」といった疑問をお持ちの企業担当者も多いのではないでしょうか。
吉積情報は、Google 社公認のプレミアパートナーとして、Google Workspace with Gemini の導入・活用をサポートしています。
導入支援プログラム 「AI Driven」 を通じて、導入からトレーニング代行まで包括的に支援し、企業がスムーズに導入・運用できるようサポート します。
また、経験豊富な専門スタッフが、企業のニーズに合わせた最適なプランをご提案します。
Gemini の導入を検討されている方は、ぜひお気軽にご相談ください!
