Google Workspace 各プランの料金値上げ

参考:Google Workspace 料金表
Google 社より、Google Workspace の料金が、2025 年 3 月 17 日(月)に値上げされることが告知されました。料金の値上げは、サービス名が Google Workspace の名称になってからは 2019 年 4 月 2 日、2023 年 4 月 11 日(火)以来、3回目です。
値上げの理由として、これまで Google 社がアドオンとして提供していた Gemini を、Google Workspace Business / Enterprise 向けに統合し通常料金のみで利用できるようになったためです。
費用が上がるものの、これまで追加料金であった Gemini を標準機能で使えるようになったことは、大きなメリットと言えるでしょう。
以下、値上げの対象となるプランと、値上げ幅について紹介します。
Business Starter
Business Starter の利用料金が、月額 680 円 → 800 円 と、120 円(税抜)値上がりします。
Business Standard
Business Standard の利用料金が、月額 1,360 円 → 1,600 円と、240 円(税抜)値上がりします。
Business Plus
Business Plus の利用料金が、月額2,040 円 → 2,500 円と、460 円(税抜)値上がりします。
Enterprise
Enterprise の利用料金も値上がり対象となりますが、詳細な料金に関してはパートナーまでお問い合わせください。
Google Workspace 料金値上げによるメリットは Gemini の統合
Gemini とは
Gemini とは Google が開発した最新の AI モデルです。文章はもちろん、画像や音声、動画などさまざまな種類の情報を理解し、テキストや画像を作り出すことができます。
2023 年 12 月 6 日に発表され、OpenAI の GPT-4 を超える性能があると話題になりました。そして 2024 年 2 月には、さらに進化した「 Gemini 1.5 Pro 」が発表されました。日本語を含む35以上の言語に対応し、150 以上の国で利用できます。
Gemini 1.5 Pro は、会話を長く続けられる特徴があり、一度に 100 トークン以上のコンテキストウィンドウに対応できます。
Gemini が Google Workspace にも統合されることで、Google の最新 AI 技術を標準で活用できるようになり、文書作成・メールの自動返信・プレゼン資料の作成支援など、多様な業務に役立つでしょう。
プラン共通で利用できる AI 機能
Business Starter / Standard / Plus 共通で利用できる AI 機能は以下の通りです。
- Gmail
文書作成サポート
サイドパネル
コンテキストに応じたスマートリプライ(近日提供予定)
- Gemini アプリ
エンタープライズグレードのセキュリティとプライバシー
Google Workspace の拡張機能
- NotebookLM
ソースのアップロードと、要約、音声概要、Q&A の作成
Standard /Plus で利用できる AI 機能
Business Standard と Business Plus では、他にも利用できる機能が豊富にあります。気になる方は以下もご覧ください。
参考:Google Workspace Business エディションの AI 機能と料金改定
Google Workspace 料金値上げにより Gemini アドオンはどうなる?
すでに、Gemini for Google Workspace を購入されている場合、2025 年 1 月 31 日以降、アドオン分の料金は請求されません。ただし、3 月 17 日までの移行期間中も引き続き機能を利用できます。
3 月 17 日からは新料金が請求されるようになります。
Google Workspace の料金値上げ情報を都度を確認しよう
Google Workspace の新料金は 2025 年 3 月 17 日(月)から適用されます。
利用のプランやユーザー数などによって値上げの金額、適用されるタイミングが異なるのでご注意ください。
今後についても、詳細情報が Google から発表されると考えられます。情報は都度確認するようにしてください。