松浦 真美

Google Oneとは?料金・メリット・AI機能まで最新情報を詳しく紹介!

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「Google Oneとは何だろう」、とGoogle Workspaceなど他のGoogleサービスとの違いや、最新のAI機能との関係などについて、気になっている方も多いのではないでしょうか。Google Oneは、GmailやGoogleドライブのストレージ容量を有料で拡張できる個人向けのサービスで、家族との共有やプレミアムサポートも魅力です。

さらに2025年のGoogle I/Oでは、「Google One AIプレミアム」が「Google AI Pro」に名称変更され、AI機能がさらに強化されました。

本記事では、Google Oneの基本情報から料金プラン、最新のAI機能まで、分かりやすく解説します。

 

Google Oneとは何だろう、Google Worksspace など他の Google サービスとの違いを知りたい、と調べている方も多いと思います。Google Oneとは Gmail や Googleドライブなどの容量を有料で拡張できるサービスです。より多くのファイル・画像などを保存したいときに適しています。

本記事では、Google Oneの概要とメリット・デメリット、料金プランについて詳しく紹介していきます。

 

Google Oneとは

Google One(グーグルワン) とは、個人向けに Gmail、Googleドライブ、Googleフォトなどの保存容量を100 GB から拡張できるサブスクリプションサービスのことです。無料版では15 GB の制約があり、Google Oneを契約すればファイル・動画・画像ファイルなどを多く保存できます。

Google Oneには、100 GB から 2 TB までのプランが用意されています。

また、スマートフォンデータを自動的にバックアップする機能もあり、大切なデータを守ることも可能です。

Google Oneを契約すれば、24時間365日、Googleのスペシャリストによるサポートを受けられるため、利便性を向上して安全に使いたい方におすすめです。

Google I/O 2025での進化|Google OneAIプレミアムから「Google AI Pro」へ

  • 「Google OneAIプレミアム」から「Google AI Pro」へ名称変更
  • Geminiの統合やGoogle WorkspaceでのAI機能強化
  • Google One契約者限定のAI活用特典とは?

「Google OneAIプレミアム」から「Google AI Pro」へ名称変更

2025年5月に開催された開発者会議「Google I/O 2025」において、Googleは個人向けAIの最上位プラン「Google OneAIプレミアム」を「Google AI Pro」へとブランドリニューアルすることを発表しました。

これによりGoogleの基本的なクラウドストレージプランである「Google One」と、最先端のAI機能を提供するプレミアムプランとの違いが明確になりました。

「Google AI Pro」は、Googleが提供する高性能なAI機能群への統一された入り口として、その位置づけを新たにしたといえるでしょう。

Geminiの統合やGoogle WorkspaceでのAI機能強化

Google AI Proは、これまで「Gemini Advanced」として提供されていたGeminiアプリへのアクセス権に加え、AIを活用した知識管理ツール「NotebookLM」や新たに発表されたAI動画生成・編集ツール「Flow」へのアクセスなどを統合した強化プランです。

文書作成の自動化や表計算データの分析支援など、ビジネス現場の実務効率を飛躍的に高めることが期待されています。

「Google AI Pro」プランでは以下の機能を利用できるようになります。

最新AI「Gemini 2.5 Pro」を搭載:
これまで「Gemini Advanced」として提供されてきた最上位モデルがさらに進化。より高度な文章生成や複雑なデータ分析、専門的な対話が可能になりました。

Google WorkspaceがAIで進化:
Gmail、ドキュメント、スプレッドシートといった日常的に使うアプリに、Geminiのパワーが直接組み込まれます。メールの作成支援、議事録の自動要約、データ分析やグラフ作成の自動化など、ビジネスや学習における生産性を飛躍的に高めることが期待されています。

専用AIツールも利用可能に:
AI知識管理ツール「NotebookLM」や、新たに発表されたAIビデオ生成・編集ツール「Flow」など、チャットにとどまらない専門的なAIアプリケーションへのアクセスも「Google AI Pro」には含まれます。

Google OneならではのAI活用法とは?

「Google AI Pro」を契約するユーザーは、個人のワークスペースに深く統合されたGeminiによる高度な文章校正・生成機能、画像認識によるフォト整理、パーソナルAIアシスタントとの連携などが利用できます。

また、コミュニティイベントや優先サポートも強化され、AI活用初心者から上級者まであらゆるレベルのユーザーがその価値を最大限に引き出せる内容となっています。

 

Google Oneのメリット

ここでは、Google Oneのメリットを以下5点紹介します。

  • 容量拡張できる
  • ストレージを家族で共有できる
  • Googleフォトの追加編集機能を利用できる
  • サポートを受けられる
  • Google Workspaceのプレミアム機能利用可能

容量拡張できる

1つ目のメリットは、容量拡張できることです。

無料版では、Googleドライブ、Gmail 、Googleフォトなどのすべてのサービスで合計15GB のストレージが提供されており、ドキュメントや画像、動画、メールなどを多く保存するユーザーにとって、すぐに容量が不足してしまいます。

Google Oneでは、100GB、2TBなど、必要に応じたプランを選択できるようになります。

また、家族と共有できるファミリープランもあるなど、複数人での利用も便利です。

Google Oneは、容量不足を解消し、便利なサービスを提供します。

 

ストレージを家族で共有できる

2つ目のメリットは、ストレージを家族で共有できることです。

Google Oneでは、最大6名のファミリーグループを作成して、共有ストレージを利用できます。個別にストレージを購入する必要がなくなり、家族全体で効率的に容量を管理できるのです。

また、家族全員が共用できるファミリーカレンダーを作成すれば、予定の共有や管理が簡単になります。

Google Oneは家族でのストレージ管理やコミュニケーションを円滑にするためにも便利なサービスです。

 

Googleフォトの追加編集機能を利用できる

3つ目のメリットは、Googleフォトの追加編集機能を利用できることです。

Google Oneを使えば、写真の物の位置を変更したり、背景を変更したりするなど、写真を高度に編集できます。

フォト機能を利用すれば、複雑な編集を簡単にでき、プロレベルの仕上がりの写真を作成できるでしょう。

Google Oneで高度な編集機能を活用することで、写真をより美しく、魅力的に仕上げられます。

 

サポートを受けられる

4つ目のメリットは、Google からのサポートを受けられることです。無料のGoogleアカウントでは、問題が発生してもサポートを受ける手段が限られています。

Google Oneを契約すれば、電話、チャット、メールを通じて直接サポートを受けることが可能です。

ユーザーは安心して Googleサービスを利用でき、万が一の際も対応してもらえます。サポート体制があることで、無料版に比べて時間と手間を省けるでしょう。

 

Google Workspaceのプレミアム機能利用可能

5つ目のメリットは、Google Oneの 2 TB プラン以上を契約すれば、Google Workspaceのプレミアム機能を利用できることです。

Google Workspaceのプレミアム機能では、Google Meet での長時間のビデオ会議時間や背景雑音の除去と録画機能、Google カレンダーのプロフェッショナルな予約ページの設定と共有などが含まれます。

Google Workspaceのプレミアム機能を利用すれば、個人ユーザーや小規模なチームでも、効率的に業務効率化を目指せるでしょう。

 

Google Oneのデメリット

ここからは、Google Oneのデメリットを以下2点紹介します。

  • 手動で操作が必要な場合もある
  • Google Workspaceと併用できない場合もある

手動で操作が必要な場合もある

1つ目のデメリットは、手動で操作が必要な場合もあることです。

Google Oneは、Googleのサービス上でのみ保存が可能です。そのため、PDFファイルをローカルに保存したい場合は、Googleドライブから手動でダウンロードしてバックアップをとる必要があります。

Google Oneは便利なクラウドストレージサービスですが、サービスを通じてのみ保存が可能なため、利用者は手動でダウンロード操作する必要があるなど注意が必要です。

 

Google Workspaceと併用できない場合もある

2つ目のデメリットは、Google Workspaceと併用できない場合もあることです。

Google Workspaceを利用している法人では、Google Oneを併用できません。企業や団体が容量を拡張したい場合は、Google OneではなくGoogle Workspaceのプランを選択しましょう。

Google Oneは法人や大規模なチームでの利用には向いていないため、より業務に沿った形で利用できるGoogle Workspaceの選択がおすすめです。

 

Google Oneの料金プラン

ここからは、Google Oneの料金プランについて、法人向けのGoogle Workspaceのプランと比較しながら見ていきましょう。

※価格は税抜きです。

※記事執筆時点(2025年6月)の情報です。最新情報は公式サイトをご確認ください。

 

Google One
ベーシック

Google One
プレミアム

Google One
AI pro
Google WorkspaceBusiness Starter Google WorkspaceBusiness Standard Google WorkspaceBusiness Plus Google WorkspaceEnterprise

月額

290

1,450 2,900 800

1,600

2,500 要お問い合わせ
年額 2,900 14,500 設定なし 9.600 19,200 30,000 要お問い合わせ

容量
(1人あたり)

100GB 2TB 2TB 30GB 2TB 5TB

5TB
(追加リクエスト可能)

機能

最大5人のユーザーと共有 ・Google One
ベーシック に加え、以下機能

・Googleフォトでの編集マジック保存回数が無制限


・Google Workspaceのプレミアム機能

・Google Oneプレミアムに加え、以下機能

・Veo3への制限付きアクセスが可能なGemini 2.5 Pro搭載プリ、Flow

・Veo2連携Whisk

・毎月1,000のAIクレジット

・NotebookLMの使用量上限が増加

Gemini in Gmail、Gemini in Googleドキュメント、Gemini in Google Vidsなど

・プレミアムプランに含まれるその他すべての特典

・セキュリティ保護されたカスタムのビジネス用メール

・100人まで参加可能なビデオ会議
セキュリティと管理機能

・スタンダードサポート
・Business Starterに加え以下機能

150人まで参加可能なビデオ会議、会議の録画

・スタンダードサポート(エンハンストサポートに有料でアップグレード可能)

・Business Standardに加え以下機能

・セキュリティ保護されたカスタムのビジネス用メール、電子情報開示、データ保持

・500人まで参加可能なビデオ会議、出欠状況の確認

高度なセキュリティと管理機能(Vault高度なエンドポイント管理など)

・スタンダードサポート(エンハンストサポートに有料でアップグレード可能)

・セキュリティ保護されたカスタムのビジネス用メール、電子情報開示、データ保持、S/MIME暗号化

・1,000人まで参加可能なビデオ会議、出欠状況の確認、ノイズキャンセリング、ドメイン内ライブストリーミング

・Google Vids: AI搭載の動画作成・編集ツール

・高度なセキュリティと管理機能(VaultDLPデータリージョンエンタープライズエンドポイント管理など)

・エンハンストサポート(プレミアムサポートに有料でアップグレード可能)

Google One料金参考:https://one.google.com/about/plans

Google Workspace料金参考:
https://workspace.google.co.jp/pricing?hl=ja

https://www.yoshidumi.co.jp/price/googleworkspace

Google Oneには、Google Oneベーシック、Google Oneプレミアム、Google AI Proの3つのプランがあります。

Google Oneベーシックでは、100 GB の容量を利用できるため、大容量ファイルや動画などの保存に適しています。また、5人でドライブを共有できるといったメリットもあります。

Google Oneプレミアムは、2 TB の容量の利用が可能です。Google Oneベーシックの機能はもちろん、Googleフォトでの編集マジック回数が無制限であったり、Google Workspaceのプレミアム機能を利用することが可能です。

Google AI Proは、2 TB の容量に加えて、Google の生成 AI サービスの Google Gemini をGmail や Google ドキュメント上で利用可能です。

Google サービスをビジネスにもっと役立てたいという方は、法人向けのGoogle Workspaceもありますので、上記表で比較してみてください。

また、Google Oneの支払い方法として、クレジットカードや銀行口座(米国のみ)、PayPal、Google Play の残高(一部の国と地域のみ)に対応しています。

参考:カードを変更してお支払いに関する問題を解決する | Google サポートページ 

 

Google OneとGoogle Workspaceの使い分け

Google OneとGoogle Workspaceの使い分けについて気になっている方も多いでしょう。ここでは以下について説明します。

  • Google WorkspaceとGoogle Oneの違い
  • ビジネス利用ならWorkspace、個人ならOne
  • AI Proプランで有効活用しよう

Google WorkspaceとGoogle Oneの違い

Google Workspaceは、ビジネス向けに設計されたサービスで、Gmail・カレンダー・ドライブ・Meetなどを組織単位で利用できます。

一方、Google Oneは個人向けの有料ストレージ拡張サービスで、100GB以上の容量や家族共有、サポート特典などが特徴です。

両者は用途・対象ユーザーが異なり、Google Workspaceは「業務利用」、Google Oneは「プライベート利用」に適しています。

 

ビジネス利用ならWorkspace、個人ならOne

業務でGoogleドライブを使うなら、Google Workspaceが最適です。ユーザー管理やセキュリティ、独自ドメインのメール機能などが利用でき、チームでの共同作業に強みがあります。

一方、個人利用や家族でのストレージ共有が目的なら、Google Oneの方がコストパフォーマンスが高く手軽です。

用途によって明確に使い分けることで、それぞれの機能を最大限に活用できるでしょう。

 

Google AI Proを有効活用しよう

2025年に「Google OneAIプレミアム」が「Google AI Pro」に改称され、Geminiなどの高度なAI機能が強化されました。

また、Google Workspaceのアプリ(Gmail・ドキュメント・スプレッドシートなど)内でもAI支援が利用可能になっています。

個人でもAIを使った文章生成や分析支援が手軽に実現できるようになりました。ビジネス用途ではもちろん、個人利用でも、効率的な作業が可能となったのです。

 

Google OneならGoogle Workspaceもおすすめ

本記事では、Google Oneの概要とメリット・デメリット・料金プランを紹介しました。Gmail や Google Drive の容量を拡張したいなら、Google Oneの契約がおすすめです。安価な金額、かつ安全な環境下で容量を拡張できるため、Googleサービスをより便利に活用できるでしょう。

一方で、Google Oneは個人利用に適したサービスであり、法人での利用は不可となっています。

Google Workspaceは、GoogleスプレッドシートやGoogleカレンダーなどの各ビジネスツールとの連携や、24時間365日体制のサポート、高度なセキュリティ機能など、法人利用に役立つサービスが豊富に揃っているため、法人での利用をお考えの方はGoogle Workspaceをご活用ください。

Google Workspaceについてもっと知りたい、自社に合ったプランを知りたい、という方はGoogle Workspaceのプレミアパートナーである吉積情報までお気軽にお問い合わせください。

松浦 真美
松浦 真美
吉積情報株式会社 マーケティング部。Google Workspace勉強中!
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