ウォーターマークとは?
ウォーターマークとは、共有コンテンツやビデオフィード上に、参加者のメールアドレスと会議コードを薄い文字で重ねて表示する機能です。
この機能により、会議中の画面をスクリーンショットや録画で不正に複製・共有した場合でも、情報漏洩元を特定しやすくなるため、抑止効果が期待できます。
参加者のプライバシーや、使用したコンテンツなどの機密情報を守ることができるといえるでしょう。
引用:https://workspaceupdates.googleblog.com/2024/10/google-meet-watermarking-gemini.html
ウォーターマークのメリット
- 情報漏洩リスクの抑制: 不正コピーや共有を抑制することで、機密情報の漏洩リスクを低減します。
- セキュリティ意識の向上: ウォーターマークを表示することで、参加者にセキュリティ意識を浸透させ、情報管理の重要性を啓蒙します。
- 企業の信頼性向上: セキュリティ対策を強化することで、顧客や取引先からの信頼獲得に繋がります。
- 顧客のプライバシー保護: 顧客情報を含む会議内容の不用意な拡散を防ぎ、顧客のプライバシー保護に貢献します。
ウォーターマークを用いることで、会議コンテンツと参加者のプライバシーを保護し、より安全で信頼性の高いオンライン会議を実現することができます。
ウォーターマークの設定方法
会議のホストまたは共同ホストが、会議中に「ホストコントロール」から「ウォーターマークを追加」を選択するだけで、簡単に設定できます。
有効化されると、すべての参加者の画面にウォーターマークが表示されます。
引用:https://workspaceupdates.googleblog.com/2024/10/google-meet-watermarking-gemini.html
参考:Google Workspace Admin Help: Apply watermarks to your meetings
ウォーターマークの適用範囲
- プレゼンテーション資料
- 画面共有
- 参加者のビデオ映像
ウォーターマークの注意点
- 会議の録画やライブ配信中は、ウォーターマークは自動的に無効になります。
- 録画開始時に、ウォーターマークの停止を通知するダイアログボックスが表示されます。
- 最新版の Chrome ブラウザ、Android / iOS 版 Google Meet アプリ、Google Meet ハードウェアデバイスでのみ利用可能です。
利用可能な Google Workspace プラン
ウォーターマーク機能は、以下の Gemini アドオンを含む Google Workspace プランで利用することができます。
- Gemini Enterprise
- Gemini Education Premium
- AI Security
- AI Meetings & Messaging
展開ペース
本機能は、即時リリースおよび計画的リリースドメインで2024年10月3日より順次拡張展開される予定とのことです。
15日以上かかる可能性もあると記載がありますので、まだの方も今後の展開を楽しみに待ちましょう。
参考:https://support.google.com/a/answer/172177
まとめ
情報漏洩リスクの低減、セキュリティ意識の向上、企業の信頼性向上、そして顧客のプライバシー保護。
Google Meet のウォーターマーク機能は、これらすべてを同時に実現する、ビジネスに不可欠なツールと言えるでしょう。
ウォーターマーク機能を活用することで、企業はより安全なオンライン会議環境を提供し、顧客との信頼関係を構築することもできます。
進化を続ける Google Workspace から、今後も目が離せません。
ウォーターマーク機能を活用し、セキュアなオンライン会議を実現しましょう!