Google Antigravity
自然言語の指示だけで、AIが自律的にコード生成、ファイル作成、ブラウザでの動作検証までを一貫して行う次世代の開発環境(IDE)をフル活用できます。AI Ultra Access経由で利用することでエンタープライズ級のデータ保護が適用され、入力データがモデル学習に使用されないため、機密性の高い業務コードでも安全かつ迅速な開発環境をチームに提供できます。
エンジニアの方にはお馴染みかと思いますが、Google AntigravityはVSCodeをベースにカスタマイズされた開発環境です。そのため、エンジニアであれば、導入はハードルが低いと考えられます。弊社では、実際にエンジニアにAI Ultra Accessライセンスを配布し、日々の開発をGoogle Antigravityで行っていますが、学習コストを最小限に抑えて導入できています。
※以下の動画はGoogle Antigravityを利用してGASプログラムを作成するデモ動画です。
NotebookLM
文書やデータの解析ツールであるNotebookLMでは、音声解説の生成回数や作成できるノートブックの数とクエリ数が最大まで引き上げられます。大規模なソースライブラリから相互参照して分析情報を引き出したり、長大な資料をポッドキャスト風の音声解説に変換したりできます。ノートブックのスタイルや回答の長さのカスタマイズ機能も備わっています。
その他の次世代ツール
また、話し手のトーンを維持したまま音声をリアルタイムで自動翻訳する機能を利用できます。AIがバックグラウンドに常駐してルーチンワークを代行するWorkspace Studioや、指定したテーマについてAIが自律的にウェブやデータベースを巡回して情報をまとめるProject Marinerといったエージェント機能も組み込まれています。Project Marinerは現在米国などで早期アクセスとして提供されています。
AI Ultra Access公式サイト:https://workspace.google.com/intl/ja/products/ai-ultra/
AI Ultra Accessと他プランの機能・価格比較
Google Workspaceには、標準で利用できるAI機能や、他の中間アドオンも存在しますが、「AI Ultra Access」はそれらとは明確に異なる高度な機能を凝縮したAIアドオンです。
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機能・項目 |
Workspace Standard/Plus |
AI Expanded Access |
AI Ultra Access |
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参考価格 |
Workspace Standard 1,600円/1ライセンス
Workspace Plus 2,500円/1ライセンス |
約4,000円/1ライセンス ※ |
約40,000円/1ライセンス ※ |
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Google Workspace with Gemini |
利用可能 |
高度なAI機能の利用上限が拡大 |
高度なAI機能の利用上限が最大に |
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Google Vids |
利用可能 |
動画生成機能の利用上限が拡大 |
動画生成機能の利用上限が最大に |
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Gemini アプリ |
利用可能 |
機能の利用上限が拡大 |
機能の利用上限が最大に |
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NotebookLM |
利用可能 |
機能の利用上限が拡大 |
機能の利用上限が最大に |
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Flow |
利用不可 |
利用上限が拡大 |
利用上限が最大 に |
※料金はお住まいの地域の通貨とサブスクリプションの期間によって異なります。具体的な料金や割引についてはadmin.google.comにログインして確認、またはお問い合わせください。
AI Ultra Access 利用可能プラン
AI Ultra Accessは対象となるGoogle Workspaceエディションは幅広く、以下のエディションをご利用中の方が、アドオンとして追加することで利用可能です。
- Business エディション
Business Base(※2026年3月現在ではインドでのみ利用可能)、Business Starter、Business Standard、Business Plus - Enterprise エディション
Enterprise Starter、Enterprise Standard、Enterprise Plus - Education エディション
Education Fundamentals、Education Standard、Education Plus - その他のプラン
従来の無償版G Suite
これらの対象プランにアドオンを追加することで、動画生成や複雑なコーディングタスクなど、Workspaceの高度なAI機能を最大上限で活用できるようになります。
参考資料:Google公式サポートページ
なぜ「AI Ultra Access」が必要なのか?
ただの上限解放ではない
数千円規模の標準プランと比較して、AI Ultra Accessは高単価なアドオンですが、それに見合うだけの明確な理由があります。
動画ファイルはテキスト等に比べてトークン(AIの処理量)の消費が激しく、標準のライセンスではすぐに使用量の上限に達してしまいます。日常的に動画コンテンツを扱う場合、この上限が業務のボトルネックになりかねません。
AI Expanded Accessという中間アドオンプランは日常的にAIを使うユーザー向けに上限が拡大されていますが、長時間の動画生成や複雑なコード推論といった計算負荷の高い作業では上限に達する可能性があります。テキストに比べて処理量の消費が激しい動画ファイルを扱う場合、標準ライセンスの制限が業務の進行を妨げます。
AI Ultra Accessを導入すれば、こうしたAIの利用制限を気にすることなく、最新の動画生成モデルや複雑なコーディング作業を高い利用上限で実行できるようになります。組織のクリエイティビティの壁を取り払い、イノベーションをさらに加速させることが可能です。
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高度なAI機能 |
Business Starter |
Business Standard/Plus Enterprise Standard/Plus |
AI Expanded Access |
AI Ultra Access |
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動画・画像・音声生成 |
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Google Vidsでのアバター生成 |
1か月あたり25個※1 |
1か月あたり 25個 |
1か月あたり100個 |
1か月あたり 500本 |
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Google Vidsでの動画生成 |
1か月あたり50本※1 |
1か月あたり 50本 |
1か月あたり200本 |
1か月あたり 500本 |
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Google スライドとGoogle VidsのNano Banana Pro |
1か月あたり3個 |
1か月あたり 30個 |
1か月あたり300個 |
1か月あたり1,000個 |
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Flow |
毎月50 クレジット※3 |
毎月1,000 クレジット |
毎月2,000 クレジット |
FlowとWhiskの合計で毎月25,000クレジット |
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Whisk |
アクセス権なし |
アクセス権なし |
アクセス権なし |
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Project Mariner |
アクセス権なし |
アクセス権なし |
アクセス権なし |
最上位アクセス |
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PDF の音声解説 |
アクセス権なし |
1日20回まで |
1日40回まで |
1日200回まで |
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データ分析 |
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NotebookLM |
機能によって異なります |
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GoogleスプレッドシートのAI関数 |
上限は近日発表予定 |
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基本の生産性向上 |
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Gemini アプリ 3.0 Pro |
機能によって異なります |
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Workspace Studio※2 |
1か月あたり100回のフロー実行 |
1か月あたり400回のフロー実行 |
1か月あたり2,000回のフロー実行 |
1か月あたり10,000回のフロー実行 |
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開発・推論 |
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|
Google Antigravity |
– |
– |
– |
最上位アクセス |
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Gemini CLI |
– |
– |
– |
最上位アクセス |
|
Gemini Code Assist |
– |
– |
– |
最上位アクセス |
※1 Business Starterユーザーは、少なくとも2026年5月31日までの期間限定で、Google Vidsの生成AI機能を無制限で利用できます。
※2 制限の適用は2026年4月1日に開始されます。
※3 AIクレジットは、AIモデルの使用を継続するための利用枠です。消費量はモデルによって異なります。AIクレジットの詳細はこちら:Google Oneヘルプ
引用資料:Google公式サポートページ
また、AI Ultra Accessの最大の魅力は、単に「AIをたくさん使えるようになる」ことだけではありません。
標準のGoogle Workspaceプランや他の中間アドオンではアクセスできない、特殊なタスク向けのツールや最新のAIモデルをフル活用できる点こそが、この高度な機能を提供するアドオンの価値です。
このように、AI Ultra Accessは利用上限をなくすことと、上位のAIツールや自律型エージェント群への安全なアクセス権がセットになっているからこそ、組織のクリエイターやエンジニア、リサーチャーの業務を根本から変革し、優れたアウトプットを創出できるのです。
ユースケース
AI Ultra Accessは、単にAIがたくさん使えるようになるという枠を超え、標準プランではアクセスできない高度な専用ツールや次世代モデルを開放し、全く新しい業務フローを構築するためのアドオンです。
以下のように、AI Ultra Accessならではのユースケースを3つご紹介します。
【動画・マーケティング部門】
「Veo 3.1/Flow」を活用した内製での高品質動画量産
新製品のプロモーション動画やSNS用のショート動画を作成する際、
外注や専門的な動画編集ソフトを使わず、自然言語のプロンプトだけで映画のような高品質なシーンを数分で生成する。
標準プランではテキストや画像の生成がメインですが、Ultra Accessでは次世代の動画生成ツールFlowや最新モデルVeo 3.1が本格的に利用可能になります。
動画生成はテキスト生成とは比較にならないほど膨大なトークンを消費します。しかし、Ultra AccessではFlowとWhiskで共通して使えるAIクレジットが毎月25,000クレジット付与されるため、動画をたまに作るレベルから、日常的なコンテンツエンジンとして量産・スケールアップするというコンテンツ制作の規模拡大と効率化が可能になります。
【エンジニア・開発部門】
Deep Thinkによる複雑なアーキテクチャ設計と問題解決

新規サービスのデータベース設計や、複数システムが絡む複雑なロジックの構築において、
AIを高度なペアプログラマーや壁打ち相手として活用する。
標準のGeminiモデルでも日常的なコーディングの補助は可能ですが、システム全体の設計や複雑なバグの解消には限界があります。
単なる回数制限の解除ではなく、Ultra Accessでは高度な推論機能に特化した「Deep Think」などにアクセスできる点が最大の魅力です。表面的なコード生成ではなく、戦略的な問題解決や論理的推論が求められる重厚な開発タスクにおいて、エンジニアの認知負荷を大幅に引き下げることができます。
【研究・企画・リサーチ部門】
NotebookLMの最大限活用による大規模ナレッジの音声化・体系化

競合他社の膨大なIR資料や、過去10年分の社内研究データ、分厚い専門書などの大規模な
ソースライブラリを一気に読み込ませる。
そこから瞬時に相互参照して分析情報を引き出したり、長大な資料を移動中に聞ける
ポッドキャスト風音声解説に変換してインプット効率を大きく高める。
NotebookLM自体は他のプランでも利用可能ですが、Ultra Accessでは音声解説、ノートブック数、クエリ数が最大上限まで引き上げられます。これは量が増えるというより、扱える情報の次元が変わることを意味します。
巨大なデータセットを扱う際、標準プランではすぐに制限の壁にぶつかり、資料を分割するなどのAIに合わせる手間が発生します。Ultra Accessの最大上限を活用すれば、人間では読みきれない規模のデータを丸ごとAIに投げ込み、そこから新たなインサイトを抽出するといったようなことも、ストレスなく実行できます。
企業利用に不可欠なセキュリティとプライバシー保護
高度なAIを導入する際、機密情報の取り扱いやセキュリティが懸念されますが、AI Ultra Accessなら安全性を担保しながら利用できます。
GeminiアプリやNotebookLMなどのコアサービスとのやり取りではプライバシーが確保されており、Googleの厳格なエンタープライズ級のセキュリティ基準とコンプライアンス基準に準拠しています。また、他のGoogle Workspaceアドオンと同様に、IT部門が一括で購入・管理できるため、組織として管理された状態を常に維持することが可能です。
ただし、Flow、Project Mariner、WhiskといったAIツールは追加サービスという扱いになり、個別の利用規約が適用されます。これらのツールとのやり取りを通じてモデルがトレーニングされる可能性がありますが、管理者がユーザーやグループごとにこれらのツールの利用を有効または無効にコントロールできるため、社内ポリシーに合わせた運用が可能です。
Google Workspace利用規約(Google Cloud利用規約に統合されています)https://workspace.google.com/terms/premier_terms/?hl=ja
どのような企業・ユーザーにおすすめ?
AI Ultra Accessは、全社員に一律で導入するというよりも、特定のハイパフォーマーや専門部署への限定的な付与に非常に適しています。
特に、以下のような課題がある場合に推奨されます。
動画コンテンツを頻繁に扱うマーケティング・制作部門
前述の通り、動画はトークン消費量が大きいという課題があります。AI Ultra Accessであれば、FlowやVeo 3.1といったツールを使って、制限を気にせず動画生成に取り組むことができます。
高度なプログラミングを行うエンジニア部門
複雑なコード生成や論理的推論をAIに任せたいエンジニアにとって、Deep Thinkへのアクセスと上限の最大化、Google Antigravityの導入は、生産性を劇的に向上させる鍵となります。
直接契約と代理店契約の違い
AI Ultra Accessの導入にあたっては、Googleとの直接契約と吉積情報のような代理店経由でのご契約の2つの方法があります。
※以下の契約条件は一般的な目安であり、詳細はお問い合わせください
- 直契約のメリット
Googleと直接契約する場合、単月契約が可能です。短期的なプロジェクトなどで一時的に最上位機能を利用したい場合に適しています。 - 代理店導入のメリット
法人間取引で一般的な円建て請求書払いに対応しており、導入サポートもつきます。直接契約の場合は基本的にクレジットカード決済となりますが、代理店経由であれば、社内の経理処理をスムーズに進めることが可能です。
まとめ
AI Ultra Accessは社内のクリエイター、エンジニアやリサーチャーが制限なく能力を発揮し、事業の展開を速やかに引き上げるための投資として機能します。
請求書払いでスムーズに導入したい法人の方や、現在ご利用中のGoogle Workspaceプランへの追加方法についてのご相談は、ぜひ吉積情報までお気軽にお問い合わせください。
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