松浦 真美

Google Workspace Marketplace とは何か?できること・利用方法・安全性を紹介!

Google Workspace Marketplace とは何か?できること・利用方法・安全性を紹介!

Google Workspace Marketplace は、Google Workspace の利用者向けに機能を拡張するためのアドオン・アプリが提供されているオンラインストアです。利用者は公開されたアプリを活用することで、Google Workspace をより便利に活用できます。また、自社専用に開発したアプリを公開することも可能です。

本記事では、Google Workspace Maketplace でできることと、利用方法、安全性について紹介していきます。

 

Google Workspace Marketplace でできること

Google Workspace Marketplace は、2010年に提供が開始された Google ユーザー向けのオンラインストアです。

例えば Gmail ・ Google ドキュメント ・ Google カレンダー ・ Google スプレッドシート ・ Google Meet などを便利に活用できるアプリケーションやアドオンを提供しています。

2014年9月17日、Google 社は従業員が管理者の介入なしに Google Workspace Marketplace からサードパーティのアプリケーションを自由にインストールできるようになった、と発表しました。

これにより、「 Google Workspace をより活用したい」と考え Google Workspace Marketplace を利用する従業員も増えています。

Google Workspace Marketplace の利用方法

ここからは、Google Workspace Marketplace の利用方法について紹介します。

  • ユーザーとしての利用
  • アプリ開発を目的とした利用
  • 管理者としての利用

ユーザーとしての利用

Google Workspace Marketplace は、公開されているアプリやアドオンをインストールしてGoogle Workspace をより便利に活用するなど、ユーザーとして利用することが可能です。

アプリ・アドオンをインストールすれば例えば、 Gmail での迅速なメール作成、スプレッドシートでの高度なデータ分析、Google Chat を使用したプロジェクトの最新情報の受け取り、などを実現できます。

Google Workspace Marketplace から自身の業務に役立つアプリをインストールして活用することで、業務効率を向上できるでしょう。

アプリ開発を目的とした利用

Google Workspace Marketplace では、自身が開発した Google Workspace 向けのアプリやアドオンを公開することも可能です。

アプリを公開するときは、一般公開もしくは職場や学校内に限定して、公開することができます。

Google Workspace Marketplace を使えば、社内の専用プロジェクトのアドオンを作ったり、自社のニーズに合わせたカスタマイズツールを開発できるなど、自社の業務改善に特化したアプリを実現できるのです。

管理者としての利用

Google Workspace Marketplace には、管理者としての利用もあります。

管理者は組織の全従業員もしくは一部の従業員の端末に対して、Google Workspace Marketplace に公開されているアプリの制御が可能です。

例えば特定の組織の端末にはアプリをインストールする、別の組織には何もインストールさせない、などを指定できます。

インストール済みのアプリを一括で変更することも可能です。管理者は組織の状況などに応じて、アプリをインストールできるユーザー、インストールを許可するアプリなどを制御していくのです。

Google Workspace Marketplace の始め方

ここからは、Google Workspace Marketplace の始め方を紹介します。

  • アプリインストール
  • インストール対象変更方法

アプリインストール

Google Workspace Marketplace でアプリをインストールする手順を紹介します。

  1. Google 管理コンソールにログインします。

2.メニューアイコンから
 [アプリ]>[ Google Workspace Marketplace アプリ]>[アプリリスト]を選択します。
3.インストールしたいアプリを選択して、[アプリをインストール]を押します。

 

管理者がインストールする場合、個々の端末にインストールする場合は「個別インストール」、組織内の全従業員ににアプリをインストールする場合は、「組織内の全ユーザー」を選択します。

インストール対象変更方法

Google Workspace Marketplace でアプリインストール対象先を変更する手順を紹介します。

1.Google 管理コンソールにログインします。

2.メニューアイコンから
 [アプリ]>[ Google Workspace Marketplace アプリ]>[アプリリスト]を選択します。
3.「ドメインのインストール済みのアプリ」タブを開き、変更したいアプリを選択します。

4.「組織部門とグループを表示」を選択します。

  1. 変更したいグループを選択します。

6.アプリをインストールするグループは「オン」

 インストールしないグループは「オフ」を選択して特定グループに対して
 インストールON・OFFを選択可能です。

 

詳細な手順を知りたい方は、Google サイトの情報もご覧ください。

Google Workspace Marketplace の安全性

Google Workspace Marketplace には、厳格なセキュリティ対策が実装されています。

例えばアドオン・アプリ開発者は Google Workspace Marketplace にアプリを公開するときは利用規約・プライバシーポリシーなどを詳細に記載することが大切です。また、アドオン・アプリの概要や目的などの情報も提出する必要があります。

Google Workspace Marketplace には高いセキュリティが保たれた状態で、アプリ・アドオンが公開されているのです。そのため、安全で信頼性の高いアプリを利用できます。

Google Workspace Marketplace を活用しよう

本記事では、Google Workspace Marketplace でできること、利用方法、安全性を紹介しました。

Google Workspace Marketplace は、Google Workspace の機能を拡張するための企業向けアドオン・アプリのオンラインストアです。迅速なメール作成やデータ分析にも役立つため、Gmail・Google ドキュメント・Google カレンダーなど、より便利に活用できるでしょう。

アプリ提供者は公開前に利用規約やプライバシーポリシー、アプリの概要と目的を明確に申請する必要があるなど、 Google Workspace Marketplace ではセキュリティも高く、ユーザーは安心してアプリを利用できます。

Google Workspace Marketplace を上手に活用して、自社のビジネス効率化に役立てましょう。

 

松浦 真美
松浦 真美
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