
Google Meet と Zoom を徹底比較!メリット・デメリット・活用シーンも詳しく紹介
「Google Meet と Zoom は何が違うのだろう」「自社にはどちらが適しているのだろう」と考える方も多いかと思います。
どちらもビデオ会議サービスで、基本的な機能は同じですが、操作性や便利な機能、最大会議人数、使用するアカウント、コストなど、多くの違いがあります。自社の活用シーンに合わせて、適切なサービスを選ぶことが大切です。
本記事では、Google Meet と Zoom について、特徴・メリット・デメリットを比較すると共に、それぞれの活用シーンについても紹介していきます。
※本記事は、公開時 2023年5月 の情報に基づいて執筆しており、現在の情報とは異なる場合があります。
目次[非表示]
Google Meet と Zoom それぞれの特徴を比較
まずは、Google Meet と Zoom について、それぞれの特徴を見ていきましょう。
・Google Meet
・Zoom
Google Meet
Google Meet とは、Google Workspace(旧称 G Suite )の機能の一つで、ビデオ会議のためのサービスです。Google アカウント を持っていれば、誰でも利用できます。
わかりやすい画面・シンプルな操作が特徴で、誰でも手軽に、ビデオ会議を開始することができるのが大きな特徴です。また、1会議に最大250人が参加可能で、話している言葉をリアルタイムで字幕表示できます。時間制限については、1対1の通話の場合「24時間」、3名以上の通話は「1時間」と設定されています。
Google Meet は、Web ブラウザで利用するため、ソフトウェアのインストールも必要ありません。そのため、IT に詳しくない方でも利用できますし、社内のインストールのためのセキュリティ制限にも引っかからないでしょう。
Zoom
Zoom は、Zoom 社が提供するビデオ会議専用サービスです。2013年にサービスの提供がはじまりました。
機能として、テキストチャットや画面共有、バーチャル背景などを設定することができ、出席者は自身の好きなようにカスタマイズ可能です。企業向けのプランでは、最大500人が参加でき、セミナーや講演にも向いているといえます。Zoom は無料で40分の会議を利用可能なのが大きな特徴で、それ以上の時間は有料となります。また、録画も有料です。
簡易的な操作は Web ブラウザでも可能ですが、フル機能を利用する際は、PCにインストールした専用アプリケーションでの利用が必要となります。
Google Meet と Zoom それぞれのメリット・デメリットを比較
Google Meet と Zoom について、それぞれのメリット・デメリットを紹介します。
・Google Meet のメリット・デメリット
・Zoom のメリット・デメリット
Google Meet のメリット・デメリット
Google Meet のメリットは、画面も操作もシンプルで、Google アカウント を持っていれば、誰でも気軽に利用できることです。IT の知識が不十分な方でも、Web ブラウザを通じて簡単に始められるでしょう。また、コストも安く、Business Starter プランであれば、1ヶ月680円(1ユーザー)から利用できます。
Google Meet は、Google Workspace に含まれる機能のため、 Gmail や Google スプレッドシート など、他の Google サービスも同じアカウントで利用可能です。
デメリットとしては、ビデオ録画は Business Standard 以上のプラン契約が必要なことです。また、提供されている機能数は Zoom に比べて少ないです。
Zoom のメリット・デメリット
Zoom のメリットとしては、機能が多いことです。ビデオ会議の参加者を小さなグループに分けられる、ブレイクアウトルーム機能があります。また、ビデオ会議を PC にローカル保存することも可能です。
デメリットとしては、Google Meet に比べると費用が高い傾向にあることです。有料プランでは、一番安いプラン「プロ」では、1ユーザーあたり月1,675円(2023年5月時点)かかります。また、Zoom 利用時は、専用のアカウント開設が必要です。Google アカウントのように他のサービスと連携できるものではありません。また、Web ブラウザでは一部機能しか利用できなく、基本的に PC へのアプリケーションインストールが必要となるでしょう。
Google Meet と Zoom の比較表
Google Meet と Zoom の比較を表にまとめました。
Google Meet |
Zoom |
|
月額コスト(1ユーザー) |
680円〜 |
1,600円〜 |
主催者のアカウント |
Google アカウント |
Zoom 専用アカウント |
利用者のアカウント |
Google アカウント必要なし |
Zoom 専用アカウント必要なし |
アカウント連携 |
Google の他サービスで利用可能 |
Zoom 利用のみ |
最大参加人数 |
250名 |
100〜500名(プランで異なる) |
チャット機能 |
あり |
あり |
録画データのローカル保存 |
できない |
できる |
他サービス連携 |
あり |
なし |
無料版の最大接続時間 |
1時間 |
40分 |
ブラウザ利用 |
全ての機能利用可能 |
一部機能のみ利用可能 |
Google Meet は、「コストが安いこと」「Google アカウントを保有していれば、主催者として会議を開催できること」「ブラウザで全ての機能を利用できること」が大きな特徴です。Google アカウントを他の Google サービスでも利用できます。
Zoom は、1会議最大500名まで参加可能なため、大規模な会議などに向いているでしょう。また、録画データをローカル保存できるため、PC ローカルで編集したいときにも便利です。
Google Meet と Zoom それぞれの活用シーン
Google Meet と Zoom それぞれの活用シーンを紹介します。
Google Meet の活用シーン
Google Meet は Google Workspace(以前の G Suite )の一部の機能のため、Google の他のサービスとシームレスに連携できます。Google カレンダーや Gmail と直接連携できるため、Google アカウントを保有してすでに他のサービスを利用しているならば、便利に利用できるでしょう。
また、Google Meet は、無料版でも最大100人の参加者と最長60分のミーティングを開催できます。Zoom よりも小規模向けで、1時間以内のミーティングにも適しています。
また、Google はクラウドで運営を続けてきているため、最新鋭のクラウド セキュリティを維持しており、セキュリティの高い安全な環境で利用したいときにも適しています。
Zoom の活用シーン
Zoom は、豊富な機能が特徴です。最大1,000人までの参加者をサポートしており、大規模な会議やウェビナーに適しているといえます。また、無料版の Zoom ではミーティング時間が40分までですが、有料版では時間制限がなくなるため、Google Meet よりも長時間の会議に適しています。
Zoom では参加者を小人数のグループに分ける、ブレイクアウトルームの開催が可能です。そのため、少人数グループで討論し、討論の結果を全体の場で発表するときにも役立ちます。
Google Meet とZoom の比較結果から、自社に適したツールを選定しよう
本記事では、Google Meet と Zoom について、特徴・メリット・デメリットの比較、それぞれの活用シーンを紹介しました。
どちらにもメリット・デメリットがあるため、それぞれの特徴を知って、自社がどのようなシーンで活用したいかを考えて選ぶことが大切です。
Google Meet は Google アカウントを持っていれば、グループウェアである Google Workspace の他のサービスの機能( Gmail や Google カレンダー・Google スプレッドシート・Google Chat など)ともシームレスに連携でき、便利に活用できる、という大きな特徴があります。
グループウェアについてもっと知りたい方は、ぜひ以下の記事も参考にしてみてください。