吉積情報WEB

Google Workspace Business Starterができること・できないこと・おすすめ活用シーンも紹介!

Google Workspace Business Starterができること・できないこと・おすすめ活用シーンも紹介!サムネイル画像

「コストを抑えてGoogle Workspaceを導入したい」と考える企業担当者の方も多いのではないでしょうか。そんな方に選ばれているのが、基本機能を備えつつ手頃な価格で使える「Google Workspace Business Starter」です。

本記事では、Google Workspace Business Starterプランでできることとできないことを整理し、おすすめの活用シーンまでわかりやすく紹介します。

関連記事:【2025年版】Google Workspaceのエディション比較と選び方のポイント

Google Workspace Business Starterとは

Google Workspace Business Starterプランは、基本的な機能を備えたエントリープランです。料金も最も安価に設定されており、コストを抑えながらビジネスに必要な機能を活用できるのが特徴です。

機能として、Gmailによる独自ドメインメールの運用、Google ドライブでのファイル共有、Google Meetによるビデオ会議、カレンダー・チャットなどの基本ツールが利用可能です。

個人事業主や小規模なチーム、初めて本格的なクラウド型グループウェアを導入する企業にとって、スモールスタートを始めるのに適したプランと言えるでしょう。必要最低限の機能で業務の効率化やチームの情報共有をしっかりサポートします。

関連記事:Google Workspace のプラン選び!Business Starter 編

Google Workspace Business Starterでできること

Google Workspace Business Starterプランでできることを紹介します。

Google Workspace Business Starterプランでは、生産性向上に必要な機能を一通り利用できます。例えば、Gmailを独自ドメインで使えたり、Google Chatでのリアルタイムなやり取り、Google Meetを使った最大100人までのビデオ会議にも対応しています。リモートワークや拠点間のコミュニケーションもスムーズに行えるでしょう。

また、Google ドライブにはユーザーごとに30GBのクラウドストレージが提供され、ドキュメントやスプレッドシートなどのファイルを安全に保存・共有可能です。

さらに、複数人での効率的なファイル管理に便利なのが「共有ドライブ」です。チームでファイルを一元管理でき、メンバーが入れ替わってもデータをチーム資産として残すことができるため、引き継ぎや管理が容易です。Google Workspace Business Starterはシンプルながらも業務に必要な機能をしっかりカバーしており、業務効率化を手軽に実現できるプランです。

関連記事:Google Workspace Business Starter で始めよう!共有ドライブの機能と作成方法・許可設定を紹介

Google Workspace Business Starterでできないこと

ここからは、Google Workspace Business Starterプランでできないことについて、以下を紹介します。

  • ストレージ容量の追加
  • 会議人数・録画機能
  • 高度なセキュリティ
  • 詳細な監査ログとレポート

ストレージ容量の追加

Google Workspace Business Starterプランにおける注意点のひとつが、ストレージ容量の拡張ができない点です。1ユーザーあたり30GBのクラウドストレージが提供されますが、それ以上の追加はできません。

上位プランのBusiness Standardでは1ユーザーあたり2TB、Business Plusでは5TB、Enterpriseでは5TB以上(追加リクエスト可)と、容量に大きな差があります。写真・動画・大容量ファイルを多く扱う業種や、複数人で大量のデータを扱うチームでは、30GBではすぐに上限に達してしまう可能性があるため、ファイル容量が業務に与える影響を考慮しながら、適切なプラン選びを検討することが大切です。

会議人数・録画機能

Google Workspace Business StarterプランではGoogle Meetを利用したビデオ会議が可能ですが、上位プランと比べると機能面でいくつかの制限があります。まず、会議への参加人数は最大100人までに制限されています。Business Standardプランでは150人、Business Plusは500人、Enterpriseでは最大1000人まで対応可能です。

また、Business Starterプランでは会議の録画機能が利用できないため、議事録の作成や後日共有が必要な場合は、Business Standard以上のプランが適しています。さらに、ノイズキャンセル機能やアンケート・Q&A機能といった、より高度な会議サポート機能もBusiness Starterプランには含まれていません。頻繁に大規模会議や録画が必要な業務には、上位プランの導入を検討するのがよいでしょう。

高セキュリティ機能

Google Workspace Business Starterプランは基本的なセキュリティ対策には対応していますが、高度なセキュリティ・コンプライアンス機能には制限があります。例えば、データの誤送信や漏洩を防ぐ「データ損失防止(DLP)」や、メールやチャットの履歴を長期保管・検索できる「Vault(電子情報開示)」は利用できません。

また、端末の細かい管理が可能な「高度なエンドポイント管理」や、ユーザーの接続状況に応じてアクセスを制御する「コンテキストアウェアアクセス」も非対応です。

特に情報管理や内部統制が求められる企業や業種では高セキュリティ機能が重要視されるため、導入前には必ず自社のセキュリティポリシーや業務要件を確認しましょう。上位プランの検討が必要となる場合があります。

詳細な監査ログとレポート

Google Workspace Business Starterプランでは、基本的な管理機能や利用状況の把握はできますが、より詳細な監査ログや利用レポートの取得には制限があります。

例えばユーザーごとの操作履歴やファイルアクセス状況などを細かく確認したい場合や、セキュリティインシデントへの迅速な対応を求められる環境では、上位プランで提供される「詳細な監査ログ」や「高度なレポート機能」が不可欠です。これらの機能はBusiness Standardプラン以上で利用可能です。

Business Starterは導入しやすいプランではありますが、管理・監査の体制を重視する企業にとっては、機能面で不足している、と感じる可能性があるでしょう。

Google Workspace Business Starterがおすすめなケース

Google Workspace Business Starterプランがおすすめなケースを以下に紹介します。

  • 従業員300人以下の中小規模の組織
  • スモールスタート
  • 初期費用を抑えた導入
  • 高度なセキュリティや管理機能が不要

従業員300人以下の中小規模の組織

Google Workspace Business Starterプランは、従業員数が比較的少ない企業やチームにおすすめのプランです。なぜならBusiness StarterをはじめとするBusinessプラン全体は、1契約あたり最大300ユーザーまでという上限があるためです。スタートアップや支社単位の導入、部門単位でのスモールスタートにも適しており、必要最低限の機能で業務効率を高めたい場合に活躍します。

メールやカレンダー、ストレージ共有など基本的なグループウェア機能が利用でき、コストを抑えつつ社内の情報共有やコラボレーションをスムーズに行えるため、従業員300人以下の中小企業にとって、導入しやすくバランスの取れたプランといえるでしょう。

スモールスタート

Google Workspace Business Starterプランは、初めてグループウェアを導入する企業に適したスモールスタート向けプランです。メール・カレンダー・チャット・ビデオ会議、クラウドストレージといった基本的な機能が揃っており、業務デジタル化や情報共有の第一歩として最適です。

「いきなり高機能なプランは不要」「まずは小規模で始めたい」と考える企業担当者にとって、導入しやすい価格設定と操作性の高さが魅力でしょう。上位プランへのスムーズな移行も可能なため、将来的な拡張も見据えた柔軟なスタートが可能です。Google Workspace Business Starterプランは、無理なくクラウド活用を始めたい企業にぴったりの選択肢といえるでしょう。

初期費用を抑えた導入

Google Workspace Business Starterプランは、初期費用をできるだけ抑えたいスタートアップ企業や小規模チームにおすすめのプランです。月額料金が最も安価に設定されており、サーバーや専用ソフトの導入なしで、すぐにビジネス環境を整えられます。業務に必要なコミュニケーション・コラボレーション機能が揃っており、コストパフォーマンスにも優れています。初期投資を最小限に抑えつつ、信頼性と拡張性のある基盤を構築したい企業にとって、Google Workspace Business Starterプランは理想的なスタートを切るための選択肢になるでしょう。

高度なセキュリティや管理機能が不要

Google Workspace Business Starterプランは、高度なセキュリティ機能や大容量ストレージが現時点では不要な企業にとってもおすすめです。例えば、情報管理の厳格なルールがまだ必要ない業種や、シンプルな業務環境で十分に業務がまわる企業では、基本機能だけで問題なく運用できます。

メール・カレンダー・ビデオ会議・ファイル共有といった日常業務に必要なツールに加え、ストレージも1ユーザーあたり30GBと、一般的な使用には十分な容量が揃っています。過剰な機能を省きつつコストを抑えたい企業にとって、手軽に構築できるのがこのプランの魅力でしょう。

Google Workspace Business Starterについて知りたいなら吉積情報まで

Google Workspace Business Starterは、メール・カレンダー・ビデオ会議・ファイル共有といった基本機能を備えた、コストパフォーマンスに優れたエントリープランです。最大100人の会議参加や30GBのストレージなど、小規模組織やスモールスタートに適しており、初めてグループウェアを導入する企業にもおすすめです。

一方で、会議の録画機能や高度なセキュリティ・管理機能、大容量ストレージには対応していないため、必要な場合は上位プランを検討しましょう。

Google Workspaceのプラン選びに迷う方は、ぜひ一度吉積情報までご相談ください。貴社の状況をしっかりとヒアリングし、組織に最適なGoogle Workspaceのプランをご提案いたします。

関連記事:【2025年版】Google Workspaceのエディション比較と選び方のポイント

吉積情報WEB
吉積情報WEB
吉積情報株式会社WEB担当チーム、コラボラボではGoogle Workspaceに関するブログ記事を掲載しています。
Google Workspace ユーザー必見! AppSheet & Google Apps Script 連携で実現する業務改善セミナー

14:00-15:00 オンライン

Google Workspace ユーザー必見! AppSheet & Google Apps Script 連携で実現する業務改善セミナー

詳細はこちら

価格比較だけで損してない?Google Workspaceの真価を引き出す導入&代理店選びセミナー

13:00-14:00 オンライン

価格比較だけで損してない?Google Workspaceの真価を引き出す導入&代理店選びセミナー

詳細はこちら

非エンジニア歓迎!基礎から活用シーンまで学べる! AppSheet を使った現場 DX 入門セミナー

14:00-15:00 オンライン

非エンジニア歓迎!基礎から活用シーンまで学べる! AppSheet を使った現場 DX 入門セミナー

詳細はこちら

Gemini と NotebookLM でビジネスを加速! ~ Google Workspace との連携で実現する、生産性向上と DX 推進~

14:00-15:00 オンライン

Gemini と NotebookLM でビジネスを加速! ~ Google Workspace との連携で実現する、生産性向上と DX 推進~

詳細はこちら

まだ AI 導入で消耗してる?2025 年最新「生成 AI 標準搭載」Gemini vs Copilot 徹底比較

14:30-15:00 オンライン

まだ AI 導入で消耗してる?2025 年最新「生成 AI 標準搭載」Gemini vs Copilot 徹底比較

詳細はこちら

オンラインセミナー開催中

お申込みはこちらをCheck!

関連する他の記事をよむ