Google Workspace with Geminiは 標準プランに統合!新料金を紹介!

これからはGoogle Workspace with Geminiを低コストで利用できる
Google は、これまでアドオンとして提供していた AI 機能「Gemini」を、Google Workspace Business/Enterprise に統合すると発表しました。従来は追加料金が必要でしたが、今後は Google Workspace の月額料金に含まれる形で利用できるようになります。
これに伴い、2025 年 3 月 17 日(月)以降、Google Workspace の料金が改定されます。既存の契約者は、契約更新日以降、新料金が適用される予定です。現行の料金でアドオンを追加する場合と比較すると、Gemini をより低コストで利用できるようになります。
Gemini for Google Workspace とは何だったか
※こちらは旧プラン「Gemini for Google Workspace に関する内容を紹介しています。

Gemini for Google Workspace は、Google の最新の AI 技術を統合した AI アシスタントツールです。 Gemini は、Google ドライブ、ドキュメント、スプレッドシート、スライド、 Gmail などの Google Workspace の各ツールに埋め込まれ、ユーザーの生産性を大幅に向上させることを目的に、様々なサポートを実施します。ユーザーは Gemini のサポートを受けながら、文書生成、MTG内容の要約、既存データからスライドやドキュメントの生成等、様々な業務で生産性を上げることができます。 Gemini for Google Workspace の概要については以下の動画をご参考ください。
Google Workspace with Geminiを標準料金で利用できるメリット
Gemini を Google Workspace の標準プランの料金で利用できるメリットは、業務効率化や生産性向上だけではありません。 Gemini を導入することで得られるメリット、そして Gemini といった生成 AI が企業にとって必要な理由について興味がある方はコチラの記事もご参考ください。生成 AI が注目される社会的背景から、 Gemini を導入することで得られるメリットについて詳しく解説しています。
Gemini for Google Workpsace の料金全プラン
※こちらは旧プラン「Gemini for Google Workspace に関する内容を紹介しています。
Gemini for Googe Workspace には4つのプランが存在していました。 Gemini はあくまでアドオンサービスであり、 Google Workspace ライセンスとは別で費用が発生します。各プランの比較を以下に整理してみました。
項目
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機能概要
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AI Security
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AI Meetings and Messaging
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Gemini Business
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Gemini Enterprise
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基本情報
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費用
※年契約の場合の月額費用
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¥1,130 / 月 /ユーザー
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¥1,130 / 月 /ユーザー
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¥2,260 / 月 /ユーザー
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¥3,400 / 月 /ユーザー
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Gemini for Google Workspace 基本機能 (旧Duet AI for Google Workspace アドオンによる Mail / Docs / Sheets / Slide の生成AI 機能)
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〇
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〇
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利用回数制限
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無
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無
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1,000回 / ユーザー /月
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無
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Gemini アプリ(企業向け旧Bard)
※送信プロンプトの非学習を保証
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〇
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〇
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機密保持のためのAIによる自動ラベル付け(DLP連携)
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〇
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〇
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Meet
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Meet会議の背景のAIによる生成
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〇
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〇
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Studio Look / Sound / Lighting
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〇
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〇
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リアルタイム翻訳、キャプション
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〇
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〇
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Meet会議の議事録作成機能(Take note for me アルファ版)
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〇
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〇
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言語自動認識による翻訳(Translate for Me)
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〇
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〇
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出席できない会議にコメント、質問を残しておく(Attend for Me)
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〇
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〇
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Meetハードウェアなし、PCのみでクリアな会議。 会議室内の他の参加者のオーディオフィードバック(反響)削除
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〇
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画面共有時の電子透かし。不正コピーの追跡、抑止
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〇
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〇
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出席できない会議にコメント、質問を残しておく
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〇
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〇
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Chat
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会話の要約
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〇
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〇
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会話の自動翻訳
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〇
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〇
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Google Workspace のライセンス数に合わせた購入は不要
大前提として、 Gemini for Google Workspace は Google Workspace のライセンス分だけ購入する必要はありません。企業が必要なアカウント数だけ購入することができます。例えば、マーケティング業務は、メルマガや記事コンテンツの作成、セミナー企画の立案等、生成AIによって生産性向上を実現しやすい職種です。そういった職種の社員にまずは展開し、効果測定とノウハウ蓄積を行いながら、徐々に全社的に展開するという進め方もできると思います。
AI Security は機密情報保護に特化したプラン
「 AI Security 」は、 Google ドライブ上のラベリング機能をAIによって自動化する機能です。このアドオンは、プライバシーを保護するAIモデルを用い、組織のニーズに応じて独自のトレーニングが可能です。AIによって分類されたファイルは、既存のDLP制御によって保護することができます。
AI Meetings and Messaging は Meet と Chat 機能に特化したプラン
2024年にラスベガスで開催された Google Cloud Next のキーノートで、本機能のデモンストレーションが実演されました。この重要な場で発表されたことからわかる通り、 Meet と Chat は Gemini for Google Workspace において、非常に重要な機能であると考えられているようです。確かに機能一覧を見ると、ワクワクするような内容が多いのではないでしょうか。会議に遅れて参加した時に、これまでのディスカッションの内容が要約されて知ることができれば、すぐに会議の会話に加わることができますし、 Chat を使ってドライブ上のファイルを要約できれば、検索して一つ一つのファイルを確認する手間を削ることができます。
Gemini Enterprise は Gemini Business の上位互換版
Gemini Enterprise は「 AI Security 」「 AI Meetings and Messaging 」「 Gemini Business 」の3つのプランで提供する機能を全て利用できるプランになっています。オンライン会議を Gemini でさらに強化したい場合は Gemini Enterprise がオススメです。
これからはGoogle Workspace with Geminiを標準料金で利用可能
Gemini は Google Workspace プランに統合されたため、今後はGeminiの機能を標準料金で利用できるようになります。
Google Workspace with Geminiは、AI 技術を活用して生産性を向上させるための強力なアシスタントツールでした。今後は標準プランで利用できるため、業務効率を大幅に向上させることができます。 Google Workspace のプランで利用できる機能が代わりますので、各プランの特徴を理解し、最適な選択を行いましょう。
関連記事:Google Workspace のプラン比較!もう迷わない!比較ポイントとすべきことを紹介
「AI をどう活用すればよいかわからない」「Gemini についてもっと知りたい」という方向けに Gemini 導入支援プログラム 「AI Driven」 も紹介しております。、お気軽に吉積情報までお問い合わせください。