
Cloud Digital Leaderの難易度と勉強方法を徹底解説!初心者でも1か月で合格するコツ
Google Cloud Platform(GCP)の基礎知識を問う資格試験「Cloud Digital Leader」。
GCPの概要や各サービスの特徴、基本的な利用方法を学ぶことができる資格です。
本記事では、新入社員の私が、実際に1か月でCloud Digital Leaderの資格を取得した経験をもとに、その難易度や勉強方法を徹底解説します。実際の学習教材・勉強時間・スケジュールも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事がおすすめの方
- 初心者だけど、最短でCloud Digital Leaderに合格したい人
- Cloud Digital Leader の試験要項や勉強方法が知りたい方
目次[非表示]
- 1.初心者が最短でCloud Digital Leaderに合格するために必要なことは?
- 1.1.試験範囲と合格基準の把握
- 1.2.勉強時間の確保
- 1.3.効率的な勉強
- 2.初心者が最短でCloud Digital Leaderに合格するための勉強法は?
- 2.1.心構えと戦略
- 2.2.おすすめ教材の学習時期と活用法
- 2.3.Google Keep で用語をメモする
- 2.4.どのくらい対策すれば合格できるか
- 3.まとめ
初心者が最短でCloud Digital Leaderに合格するために必要なことは?
Cloud Digital Leaderは、GCPの基礎知識を問う資格試験です。合格率60%前後の初心者向けの資格試験で、難易度は比較的低いと言われています。
しかし、初心者にとって、どうでしょうか。
筆者は、学習開始前の時点で、非エンジニアでIT業界未経験、ITパスポート資格も持っていない初心者でした。初めて問題を見た時には、合格は無謀だと思っていました。
そのような初心者が、最短でCloud Digital Leaderに合格するには、以下の3つが必要だと考えます。
- 試験範囲と合格基準の把握
- 勉強時間の確保
- 効率的な勉強
試験範囲と合格基準の把握
Cloud Digital Leader の試験範囲は4つのセクションに分かれています。
- Google Cloud によるデジタル トランスフォーメーション(試験内容の約 10%)
- データと Google Cloud によるイノベーション(試験内容の約 30%)
- インフラストラクチャとアプリケーションのモダナイゼーション(試験の約 30%)
- Google Cloud のセキュリティとオペレーションの理解(試験内容の 30%)
ただ、セクションを意識した勉強の必要はなく、公式の試験概要を見て、どのような用語やサービスが出題範囲に含まれるのか事前に把握することが大切です。
試験時間:90分
出題数:50 ~ 60 問
出題形式:複数選択or単一選択
合格点は開示されていないため不明ですが、6〜7割程度の合格を目ざす人が多いようです。
勉強時間の確保
試験に合格するためには、やはり勉強時間の確保が重要です。
さらに、初心者の場合、知らない用語が多く、すぐに意味を忘れてしまいます。
そのため、長時間まとめて勉強するのではなく、1日の内に短い時間でも何度も勉強時間を確保することを意識すると良いでしょう。
私の場合、合格までの合計勉強時間は約80時間でした。
平日
▶朝の勤務開始前:約1.5時間
▶昼食休憩時間:約15分
▶夕方の勤務終了後:1.5時間
▶自由時間や夜寝る前:5~15分×3セット程度
休日
▶予定があまりない日:3時間がっつり
▶予定がある日:平日と同じくらい
効率的な勉強
初心者が短期間で合格をするには、試験を意識した勉強をすることが重要です。試験に合格したという事実がモチベーションにつながり、今後の更なる知識習得とその活用につながります。
そのため、あまり個々のサービスの仕様や使い方にこだわらず、ポイントを押さえた学習をすると良いでしょう。
具体的な勉強方法や教材について、紹介します。
初心者が最短でCloud Digital Leaderに合格するための勉強法は?
心構えと戦略
試験範囲は、GCPの概要や各サービス・機能の特徴、利用シーンなど、幅広い範囲にわたります。しかし、出題される問題は、基礎的な知識を問うものが多く、深い知識は求められません。問題文中の用語を理解できれば、問われている内容は単純です。
例えば、以下のような問題文があったとします。
※以下の問題は、Google Bard が教えてくれた問題のイメージを掴むための例題であり、本試験問題とは関係ありません。
イントを押さえた学習をすると良いでしょう。
具体的な勉強方法や教材について、紹介します。
問題
GCPのCompute Engineで、仮想マシンを起動するために必要なリソースはどれですか?
この問題文中の用語を理解できれば、問われている内容は単純であることがわかります。
Compute Engine:GCPの仮想マシンサービス
仮想マシン:コンピュータシステムの一部を仮想化したもの
リソース:コンピュータシステムで実行するために必要なもの
そのため、「用語に慣れる+出題傾向を把握する」という戦略を取ることをおすすめします。また、用語に慣れて、覚えるためには、Google Keep を自分だけの用語集にすることもおすすめです。
おすすめ教材の学習時期と活用法
以下の教材を、用途に分けて使い分けると良いでしょう。
用途 |
教材 |
学習時期
・頻度
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活用法 |
用語に
慣れる
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最初の3日程度で1周読む |
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YouTube「5分でわかる!Google Cloud シリーズ」 |
全期間で |
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試験の傾向を掴む |
書籍を読み終わった後から、 |
途中停止ができるため、約50問/回ありますが、15問ずつ等を隙間時間にも実施しながら、1回を1~2日で完了する。 |
|
公式 模擬試験「Cloud Digital Leader 模擬試験」 |
試験日が近づいたら、 |
総仕上げとして、活用。 |
Google Keep で用語をメモする
Google Keep の使い方はこちらの記事も参考になります。
書籍やYouTube、問題集を解く中で繰り返し出てくる用語や苦手な用語はGoogle Keep でメモすると便利です。PCでもスマホでもすぐにメモができるので、時間をかけずに自分だけの用語集のように使うことができます。
どのくらい対策すれば合格できるか
全体の学習時間の8割程度は、Udemyの模擬試験と公式模擬試験の時間に充てると良いでしょう。これらで、正答率が7割程度になれば試験に挑戦することをおすすめします。
■Udemyの正答率の目安
1週目:3割
2週目:6割~7割
3週目:7割(2周目で7割がとれていれば3周目は必要ないでしょう)
まとめ
Cloud Digital Leaderは、GCP の基礎知識を問う資格試験です。初心者でも合格を目指せる資格ですが、しっかりとした対策を立てて臨むことが大切です。
対策のコツ
・試験範囲と合格基準の把握
・勉強時間の確保
・効率的な勉強
本記事で紹介した内容を参考にして、合格を目指しましょう。