Google フォームの活用事例6選 使い方やスプレッドシートでの回答確認方法も
ビジネスパーソンならば、仕事をしていく上で、「社内の意識調査やアンケートをしたい」といった場面はあるかと思います。そのような時に大活躍するのが、「 Google フォーム ( Google Forms )」です。
Google フォーム を使えば、アンケート・回答の集計を即時に行い、グラフによる可視化ができ、業務を大幅に効率化することができます。
また、 Google フォーム は、「小テストやアンケートをもっと簡単に行いたい」という学校の先生のニーズにも応えられる機能があります。
本記事では、 Google フォーム の活用事例と、基本的な使い方を紹介していきます。
・ビジネスパーソンで、アンケートを効率的に行うツールを知りたい
・教育現場の方で、小テストの機能について詳しく知りたい
目次[非表示]
Google フォーム とは?
まずは、 Google フォーム とは何か、何ができるのかなどについて説明します。
- アンケートやテストなどを即時集計し、可視化できるサービス
Google フォーム は、 Google が提供しているアンケート作成・集計サービスです。
回答は即時集計され、グラフなどで可視化することも簡単にできます。
選択肢解答や記述解答など、幅広い回答方法があるため、選択や評価などさまざまなアンケートを作成できます。
また、自動採点機能もついているため、学校や職場でのテストとしても活用できます。
- 簡単に作成できる
Google フォーム の作り方は簡単。テンプレートに従って質問を順次作成していくだけです。
Google ドライブ上にファイルが保存されるので、共同編集も全く問題ありません。
デザインも簡潔にしたい場合はそのままで良いですし、写真の挿入など、こだわりたい時は思い切りこだわることができます。
- 回答も簡単
Google フォーム で作ったアンケートは、リンクを共有するだけで回答が可能です。スマートフォンやタブレットからも回答することができ、どのような環境でも対応することができます。
Google フォーム の活用事例
ここでは、 Google フォーム の活用事例について紹介していきます。
様々な場面で業務の効率化が行われていることがわかります。
イベントやセミナーのアンケート
イベントやセミナーの事前アンケート、終了後の満足度調査などに利用できます。
回答結果、特に選択肢型の結果については、即時に集計結果が可視化されます。

イベント参加者アンケートフォームの例
- 求人応募用のフォーム
求人応募用フォームも、Googleフォームで簡単に作成できます。
メールアドレスなど、必要としている情報だけを的確に収集することが可能です。

求人フォームの例
- お客様アンケート
お客様アンケートにも Google フォーム は活用できます。
スプレッドシートに結果を出力すれば、アンケートの内容ごとにグループ分けをして確認することも可能です。

お客様アンケートフォームの例
- 出欠確認
個人で開催するイベントやパーティの出欠確認にも使えます。
Google フォームは、Google アカウントや Google Workspace アカウントを持っている全ての方が無料で使うことができます。

イベント出欠確認フォームの例
- 投票
投票用フォームを作ることで、学校や職場など、大人数の場で意見を出しにくい人の声を漏らさず拾うことができます。
結果がすぐに可視化されるので開票の時間を大きく節約できます。

投票フォームの例
- 学校でのテスト
学校のテスト問題の作成もできます。
ラジオボタンを用いて選択式問題を作ったり、記述問題を作成したりできます。参考資料として、画像やYouTube動画を貼り付けることも可能です。
選択肢部分は自動で採点するよう設定することができ、記述問題は自分で採点することで得点集計をすることができます。

テスト用フォームの例
Google フォーム の使い方:作成
ここからは Google フォーム の具体的な使い方について説明します。
- 新しいフォームの作成
まずは https://docs.google.com/forms/ にアクセスし、「新しいフォームを作成」から「空白」を選択します。または、 Chrome ブラウザであれば、「form.new」をアドレスバーに入力するだけで新規作成ができます。

同じページには「テンプレートギャラリー」があります。これらのテンプレートに近いフォームを作成するのであれば、それを選択して編集することも可能です。
- 質問と回答方法の選択
新規作成ができたら、あとは質問と回答方法を選択して追加していくだけです。
質問の追加は、右側の+ボタンからできます。

回答方法は、記述式・段落(長文の記述)・ラジオボタン(1つ選択)・チェックボックス(複数選択)・プルダウン(プルダウンリストから1つ選択)など、さまざまな種類から選べます。

また、途中にテキストやファイル、YouTubeの動画などを挿入することも可能です。その場合は、右側のリストから選択します。

Google フォーム の使い方:共有
次に、フォームの共有方法について説明します。ここで大事なのは、「フォームを共同編集するための共有」と「フォームに回答してもらうための共有」の2種類があることです。
- フォームを共同編集するための共有
作ったフォームを一緒に編集するための共有方法は、 Google ドライブ などの共有方法とあまり変わりません。
右上の3点ボタンをクリックし、「共同編集者を追加」をクリック。

上部の「編集者を追加」で追加したいメールアドレスを登録、または下部の「リンクを取得」でリンクをコピーし、相手にリンクを送ることで共有ができます。

共有方法を選択できる
- フォームに回答してもらうための共有
フォーム作成が完了し、回答してもらう時には、「送信」をクリックします。

フォームの送信方法は、相手に直接メールを送る「メール送信」、リンクを自分で相手に送る「リンク取得」、HPに埋め込む「HTML埋め込み」の3つから選択できます。
最後のHTML埋め込みは、企業や個人のWebサイトの問い合わせフォームなどに便利です。
Google フォーム の使い方:回答の確認
- Google フォーム 上での確認
フォームに回答があった場合、集計結果は即時確認できます。
確認するには、「回答」をクリックします。

回答は、3つの方法で確認できます。
「概要」タブでは、全体的な回答の概要やグラフなどを表示します。
「質問」タブでは、各質問ごとにどのような回答があったかを表示します。
「個別」タブでは、回答者ごとにどのような回答があったかを表示します。
3種類の表示方法から選択できる
- スプレッドシートでの回答確認
Google フォーム は、スプレッドシートと連携することで、より回答を分析しやすくなります。
画面右上の、スプレッドシートのアイコンをクリックし、「新しいスプレッドシートを作成」を選んで「作成」をクリックします。

すると、回答がスプレッドシートに表示されます。
こちらを見れば、回答時間や質問別・回答者別の回答を一気に確認することが可能です。もちろん、スプレッドシート上でも、回答はリアルタイムに反映されます。

Googleフォームで回答を確認する方法については以下の記事で詳しく解説しています。
Google フォーム をビジネス・教育に役立てよう
この記事では、 Google フォームの概要と活用事例、使い方を紹介しました。
Google フォームは、アンケートやテストを即時に集計し、すぐにグラフで可視化できる非常に便利なサービスです。ぜひ、ビジネスや教育の場で使いこなしてください。