そもそも AppSheet とはどんなサービス?
AppSheet は Google が提供するノーコードプラットフォームです。
その名の通り、コードを書くことなくアプリケーションの開発を可能とするサービスですので、エンジニアではない方でもアプリケーションを作ることが可能になっております。
これまでは外部のベンダーやSIerに依頼していたような業務アプリケーションの開発を、内製化し、スピーディーに開発する事を可能としますので、現場業務のデジタル化を強力に推進することが出来ます。
Excelや Google スプレッドシート で管理していたような業務であれば、既にお手元にあるデータを接続するだけでアプリ化しますので、手軽に始めることが出来ますし、修正やカスタマイズも比較的容易に出来ます。
AppSheet を使えるようになるには
ノーコードとはいえ、アプリケーション開発の経験の無い方やエンジニアでは無い方にとってはハードルが高いと思いますし、残念ながら AppSheet の編集画面は英語となっておりますので、いきなり始める前に作り方を学ぶのが良いでしょう。
Google は AppSheet を誰でも簡単に習得できるようにする為、Cloud Skills Boost で提供される AppSheet 基礎コースを用意しております。
こちらは無料で学べるオンデマンドの学習プログラムとなっており、従来の開発手法とノーコードでアプリケーション開発することの比較から、AppSheet の使用例や作り方等を実際にデモアプリを作りながら学べるようになってます。
途中で演習問題も用意されておりますので、自身の理解度も確かめながらすすめることが出来、無料とはいえ、非常にクオリティの高いプログラムであることがお分かりいただけると思います。
AppSheet 基礎コースの解説
それでは実際に Cloud Skill Boost で AppSheet 基礎コースを登録し、始める方法を解説していきます。
最初にアカウントの作成が求められますので、ご自身のメールアドレスを使って登録してみましょう。
メールでの認証をした後、「このオンデマンドコースに登録する」を押下し、講座を登録しましょう。
そうすると、Introductionから始まる動画が視聴できるようになりますので、順番に見てまいりましょう。
ただし、お気づきになったかと思いますが、こちらの講座も全て英語になっております。
ビデオの内容が予め文字起こしされているとはいえ、筆者のように英語を苦手とする方にとっては、いちいち翻訳せねばならず、学習効率が悪くなってしまうでしょう。
ただし、落胆するには未だ早いです。
実はこれらの動画は Youtube でアップロードされており、Youtube に備わっている字幕機能と自動翻訳機能を利用することが出来る為、簡易的ではありますが、日本語の動画コンテツとして視聴することが出来るのです。
手順としては、まず動画の画面右下にある設定から、字幕を「英語(自動生成)」にします。
その後、再度字幕を選択すると、「自動翻訳」が表示され、様々な言語を選べるようになりますので、最下部にある「日本語」を選択してください。
そうすると、日本語字幕に対応した動画を視聴できるようになります。
※字幕が利用できない動画が一部ございます。
その後、一通り動画を視聴すると、Qwiklabs と呼ばれるハンズオンでの学習環境で実際の AppSheet でのアプリ開発を体験していただくプログラムにチャレンジします。
Qwiklabs では専用の Google アカウントも都度用意されますので、AppSheet の学習用にGoogle アカウントを用意する必要はありません。
Qwiklabsから出題される各種お題に沿って、AppSheet の編集画面にてアプリを作っていき、途中の「進行状況を確認」で正しい手順に沿って作成されているかどうか、が分かるようになっておりますので、ご安心頂けるかと思います。
その後、理解度チェックとして、選択式のQuizも用意されてます。
クイズとはいえ、なかなかの難易度ですので、前半の動画とQwiklabsでしっかり学んでいないと100点を取るのは難しいでしょう。(正答率75%で合格)
動画を見て、Qwiklabs でアプリを作成し、Quizで理解度を確認する、といったプログラムが5章用意されており、後半のプログラムではアプリのUIのカスタマイズや、公開プロセスまで体験いただけますので、コースを完了すれば簡単なアプリなどはご自身で作成が出来るようになっている事でしょう。ただし、全てのコンテンツを消化するのは目安時間で約5時間となっておりますので、計画的に学習をすすめるのが望ましいでしょう。
まとめ
昨今、様々なノーコード・ローコードツールが出てきており、情報収集だけでも苦労されている方が多いかと思います。また、導入後に果たして使いこなせるのかどうか、ご不安な方も多いのでは無いでしょうか。
AppSheet であれば、本日紹介した学習コンテンツを利用することによって、AppSheet の特徴からアプリの作成方法まで一通り学ぶことが出来ますし、導入後にも拡げやすくなるかと思います。
また、試しに AppSheet でアプリを作るのも無料で出来ますので、まずは小さく始めて、感触を確かめながら検討しやすいツールとも言えるでしょう。
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