そもそもGeminiって何? - Google Workspaceで使えるかしこいAIアシスタント
「Gemini(ジェミニ)」とは、Googleが開発した非常に賢いAIです。文章の作成、アイデア出し、質問応答など、まるで頼れる先輩のようにあなたをサポートします。
特に、GmailやドキュメントといったGoogle Workspaceの中で自然に使えるのが大きな特長。たとえば、こんなことができます。
- メール作成:「取引先へのお礼メール、丁寧な感じでお願い」と頼めば、すぐにたたき台を作成。
- 質問リスト作成:先輩への質問事項を「箇条書きで分かりやすくまとめて」と指示すれば、思考整理をお手伝い。
- 情報収集:知りたい情報を聞けば、関連情報を集めたり、長文を要約したりしてくれます。
- 議事録作成:会議のメモから要点をまとめた議事録のたたき台も作成可能です。
これらはほんの一例。Geminiの可能性は無限大で、私自身も日々新しい発見があり、皆さんと情報交換しながら学んでいきたいと思っています。
Google Workspaceとシームレスに連携し、必要なときにサッと使えるGemini。次の章では、このGeminiを"あなた専用"にする「Gem機能」を詳しくご紹介します!
「Gem機能」とは?どうやって設定するの? - "マイAI"を育てて、最強の相棒(パートナー)にしよう!
お待たせしました!この記事の主役「Gem機能」は、一言でいえば「あなただけの特別なGeminiを作る機能」。Geminiをあなたの仕事に合わせてパーソナライズし、まさに“マイAI”、“最強の相棒”に育てられます!
Gem機能でできることって?
Gem機能を使えば、あなたのGeminiはこんな風に進化します。
- 特定の役割・ペルソナ設定:「経験豊富な広報担当者」や「親しみやすい同僚」など、Gemに特定のキャラクターを演じさせ、メール作成やロールプレイングに活用できます。
- 専門知識のインプット:自社製品情報や業界用語などを覚えさせ、より専門的で的確な回答を引き出せます。
- 回答スタイル調整:回答のトーン(丁寧、カジュアルなど)や形式(箇条書き、要約等)をあなた好みに細かく設定可能です。
- 繰り返しタスクの自動化:週報作成や定型メールなど、繰り返し行う指示を保存し、作業効率を大幅にアップできます。
では、どうやって設定するの?
設定は簡単です!
1. Gemの新規作成:Gemini画面の「Gemを表示」ボタンから開始。

2. 「Gemを作成」で作成スタート

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3. 基本設定:
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- 名前:「企業分析くん」など分かりやすい名前を。
- 説明:Gemの役割や用途を簡潔に。
- 指示(プロンプト):最重要ポイント!Gemの振る舞い(ペルソナ)、参考情報(知識)、回答形式などを具体的に指示します。たとえば「あなたは経験豊富な広報担当。親しみやすく専門的に回答。製品情報は[リンク]参照。回答は箇条書き3点」のように。

Gem機能を活用するメリットは?
- AIがもっと「使える」!:あなた専用に特化し、的確なアウトプットを引き出せます。
- 作業効率が劇的向上!:定型作業を任せ、重要業務に集中できます。
- 専門タスクも強力サポート!:専門知識を覚えさせれば、難しい業務もAIが右腕に。
Gem機能は、AIを「ただのツール」から「かけがえのない相棒」へ進化させる鍵です。 次の章では、私の具体的な活用体験談をご紹介します!
私のGem活用術! - AIの右腕と挑む、新卒業務奮闘記
さて、ここからは、新卒の私が実際にGem機能をどのように「右腕」として活用しているのか、具体的な体験談を交えてご紹介します!「こんな使い方があるんだ!」と、皆さんのヒントになれば嬉しいです。
次に私を助けてくれたのが、「架電練習専用Gem」です。お客様への電話、特に新人のうちはとても緊張しますよね。「うまく話せるかな…」、「言葉遣いは大丈夫かな…」といった不安を少しでも減らしたくて、ロールプレイング形式で練習できるGemを作ってみることにしました。
こんな指示を設定しました。

このGemを相手に練習を繰り返すことで、さまざまな状況での言葉遣いや対応のパターンを学ぶことができました。
特に役立ったのが、客観的なフィードバックです。自分では気づきにくい言葉遣いの癖や、改善点を知ることができました。
正直、まだまだ苦手意識はありますし、落ち着いて対応できるほどの余裕はありませんが、以前に比べれば、電話に対する漠然とした不安は少し和らいだように感じています。

今でも、ちょっと自信がないときには、このGemに頼って練習しています。
まとめ - さあ、あなたもGemという名の右腕を育てよう!
ここまで、Google Workspace のAI「Gemini」、そしてその中でも特にパーソナルな活用が光る「Gem機能」について、新卒の私の視点からご紹介してきました。
正直なところ、私もAIという言葉を聞くと、どこか「難しそう」、「自分には関係ないかも」なんて思っていました。でも、実際にGem機能に触れ、試行錯誤しながら自分だけの「右腕」を育てていく中で、その考えは大きく変わりました。
Gem機能は、決して専門知識が必要な難しいツールではありません。むしろ、私たちの「こうだったらいいな」、「こんな風に助けてほしいな」という想いを形にし、日々の業務を効率化し、さらには新しいスキルを身につける手助けまでしてくれる、とても身近で頼れる存在です。
情報収集がスムーズになったり、コミュニケーションの練習相手になってくれたり、面倒な作業を肩代わりしてくれたり…。Gem機能がもたらしてくれるメリットは、計り知れません。そして何より、自分自身でAIを「育てていく」というプロセスそのものが、これからの時代を生き抜く上で、私たち自身の成長に繋がっていくのではないでしょうか。
AIを恐れる必要はありません。むしろ、積極的に関わり、理解を深め、自分だけの使い方を見つけていく。そうすることで、AIは私たちにとって脅威ではなく、共に未来を切り拓くための強力な「相棒」になってくれるはずです。
この記事が、皆さんのGem機能活用の第一歩となり、そして皆さんの「右腕」となるような素晴らしいGemが生まれるきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。
さあ、あなたも今日から、Gemという名の頼れる右腕を育ててみませんか? きっと、想像以上の可能性が、あなたを待っていますよ!