新卒こそテンプレートを使うべき3つの理由
「え、テンプレートって、そんなに重要なの?」と思ったそこのあなた! 実は、新卒にとってテンプレートは、仕事をスムーズに進めるための武器となるのです。
1.時間短縮でコア業務に集中できる
毎回ゼロからメールの文章や書類を考える必要がなくなります。テンプレートを使えば、面倒な作業時間を大幅にカット! 空いた時間で、より重要な業務や自己学習に取り組めますよね。
2.抜け漏れを防いでミスを減らせる
「何を伝えればいいんだっけ?」「この項目、書き忘れてた!」なんていう、うっかりミスもテンプレートがあれば安心。必要な項目が網羅されているので、品質の高い成果物を安定して作成できます。
3.ビジネスの「型」が自然と身につく
優れたテンプレートは、ビジネスにおける「お手本」そのもの。繰り返し使ううちに、ビジネスメールの書き方や、分かりやすい資料作成のコツが自然と身につき、あなたの成長を後押ししてくれます。
【Gmail編】もうメールで悩まない!魔法のテンプレート
「メール作成で手が止まる…」
「返信に時間がかかりすぎる…」
そんな悩みとは今日でサヨナラ! Gmailのテンプレート機能を活用すれば、驚くほど簡単に、そして素早くメールが作成できます。

いますぐ使える!シーン別メールテンプレート例
社内会議の招集メール
件名:【〇月〇日開催】〇〇会議のご案内
本文:
関係者各位
お疲れ様です。〇〇です。
下記日程にて、〇〇に関する会議を開催いたします。 ご多忙中とは存じますが、ご参加いただけますようお願い申し上げます。
日時:〇月〇日(〇)〇時〇分~〇時〇分 場所:〇〇会議室 / オンライン(URL:xxxxxxxxxx) 議題: ・〇〇について ・〇〇について ・その他
出欠につきましては、〇月〇日(〇)までに、本メールにご返信いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
署名 |
社外へのアポイントメント依頼メール
件名:【〇〇株式会社 〇〇】〇〇様 ご挨拶と〇〇のご提案につきまして
本文:
〇〇株式会社 〇〇部 〇〇様
いつも大変お世話になっております。 株式会社△△の□□です。
この度は、弊社の新サービス「〇〇」につきまして、 ぜひ〇〇様にご紹介させていただきたく、ご連絡いたしました。
つきましては、下記日程で30分ほどお時間を頂戴できますでしょうか。 (候補日をいくつか提示) ・〇月〇日(〇)〇時~〇時 ・〇月〇日(〇)〇時~〇時 ・〇月〇日(〇)〇時~〇時
上記日程以外でも調整可能ですので、〇〇様のご都合をお聞かせいただけますと幸いです。
お忙しいところ恐縮ですが、ご検討のほどよろしくお願いいたします。
署名 |
上司への業務報告メール(日報)
件名:【〇月〇日】業務報告(〇〇部 〇〇)
本文:
〇〇部長
お疲れ様です。〇〇です。 本日の業務内容をご報告いたします。
【本日の業務内容】 ・〇〇業務:〇〇を実施。進捗〇%。 ・〇〇資料作成:〇〇まで完了。 ・〇〇会議参加:議題は〇〇。決定事項は〇〇。
【明日の予定】 ・〇〇業務 ・〇〇
【所感・課題】 ・〇〇について、△△が課題と感じました。対応策として□□を検討しています。
ご確認のほど、よろしくお願いいたします。
署名 |
ポイント: よく送るメールの内容は、どんどんテンプレート化していきましょう!
Gmail の便利な使い方でビジネスを効率化しよう!機能を詳しく紹介!
【Googleドキュメント編】「構成要素」を使いこなして、書類作成の達人に!
「報告書の構成って、どうすれば分かりやすいかな…」
「毎回同じ情報を入力するのが面倒…」
そんな悩みは、Googleドキュメントの「構成要素(ビルディングブロック)」機能が解決してくれます! これは、あらかじめ用意された便利なパーツをドキュメントにサッと挿入できる機能のこと。まるでレゴブロックのように、必要な情報を組み合わせて、効率的に見栄えの良い書類を作成できるんです。
標準装備の「構成要素」を使ってみよう!
Googleドキュメントには、会議の議事録やメールの下書きなど、ビジネスシーンでよく使う書類の雛形が「構成要素」として用意されています。
操作はとっても簡単!
- Googleドキュメントを開き、メニューバーの「挿入」をクリックします。
- ドロップダウンメニューから「構成要素」を選択します。
- 利用したい構成要素(例:「会議メモ」「メールの下書き」など)を選んでクリックするだけ!

例えば、「会議メモ」を選べば、会議名、日付、出席者、議題、アクションアイテムといった項目が自動で挿入されるので、あとは内容を埋めていくだけ。ゼロから考える手間が省けて、とっても楽ちんですよね!
こんな構成要素があります(一部抜粋):
- 会議メモ: 議事録の基本的な項目を網羅。
- メールの下書き: To、Cc、Bcc、件名、本文の枠組みを素早く作成。
- カレンダーの予定: Googleカレンダーの予定をドキュメントに直接埋め込めます。
- チェックリスト: ToDo管理に便利!
まずは、どんな構成要素があるのか、実際に触って試してみてください。きっと「これ、使える!」というものが見つかるはずです。
自分だけの「カスタム構成要素」をつくって、さらに効率アップ!
標準の構成要素も便利だけど、「もっと自分仕様のパーツが欲しい!」というときもありますよね。そんなときは、オリジナルの「カスタム構成要素」を作成しちゃいましょう!
例えば、あなたが毎日作成する日報で、必ず記載する「所属部署」「氏名」「報告日」といったヘッダー部分。これをカスタム構成要素として登録しておけば、ワンクリックで呼び出せるようになります。
おすすめカスタム構成要素の例:『マイ日報ヘッダー』
内容:
- 所属:〇〇部
- 氏名:あなたの名前
- 報告日:[日付ピッカーを挿入しておくと便利!]
- 件名:【日報】〇月〇日(〇)
カスタム構成要素の作り方(「マイ日報ヘッダー」を例に):
1.Googleドキュメントに、「マイ日報ヘッダー」の内容を入力します。日付の部分は、「挿入」→「日付」で日付ピッカーを挿入しておくと、毎回自動で今日の日付が入るのでおすすめです。
2.作成した『マイ日報ヘッダー』のテキスト全体を選択します。
3.右クリック(またはメニューバーの「挿入」→「構成要素」)し、「カスタム構成要素として保存」を選択します。
(※この機能の正式名称や操作方法は、Google Workspaceのアップデートにより変更される可能性があるため、最新のヘルプもご確認ください。もし直接的な「カスタム構成要素として保存」機能が見当たらない場合は、よく使う定型文を別のドキュメントにまとめておき、そこからコピー&ペーストする運用も有効です)
4.分かりやすい名前(例:「マイ日報ヘッダー」)を付けて保存します。

カスタム構成要素の使い方:
- 日報を作成する際に、メニューバーの「挿入」→「構成要素」(または保存した場所)から、登録した「マイ日報ヘッダー」を選択。
- ドキュメントにヘッダーが一瞬で挿入されます!あとは、その日の内容を追記していくだけ。

このように、よく使う挨拶文、署名、プロジェクトの概要説明など、定型的な文章やフォーマットはどんどんカスタム構成要素として登録していきましょう。あなただけの「時短パーツ」が増えれば増えるほど、書類作成のスピードと質が格段にアップしますよ!
ポイント: Googleドキュメントの「構成要素」は、あなたの書類作成を強力にサポートしてくれる秘密兵器! 標準機能とカスタム機能を使いこなして、スマートなドキュメント作成術を身につけましょう!
※利用可能なプランに関する情報については、こちらの公式ページをご確認ください。https://support.google.com/docs/answer/13584759?hl=ja&ref_topic=9045752&sjid=3586731483914076573-NC
【決定版】Google ドキュメント の使い方を解説!初心者向けの必須機能を紹介
【Gemini活用マニュアル】AIと連携! ドライブの資料×あなたのメモで、10秒でドキュメント作成!
「既存のテンプレートと、自分で取ったメモをいい感じにまとめたい…」 「もっと効率よく、質の高い書類やメールをつくりたい!」
そんな願いを叶えてくれるのが、Google Workspaceに搭載されたAIアシスタント「Gemini」です!Geminiを使えば、Googleドライブにある既存の資料(テンプレートなど)と、あなたが書き留めたメモやアイデアを賢く組み合わせて、あっという間に新しいドキュメントやメール文面を作成できます。まるで、優秀なアシスタントが隣にいるみたいですよね!
ここでは、2つの具体的な活用方法をご紹介します。
活用術1:Googleドライブのファイルを指定して、Geminiに資料作成を依頼!
GoogleドキュメントやGmailでGeminiを呼び出し、ドライブ上にある既存のテンプレートファイルや、あなたのメモが書かれたドキュメントファイルを指定することで、それらの情報を元に新しい文書を作成してもらう方法です。
ステップ1:材料をGoogleドライブに準備!
- ベースとなるテンプレートファイル:
- 例:社内報告書のテンプレート(Googleドキュメント形式)、過去の議事録(Googleドキュメント形式)など。
- ファイル名は分かりやすいものにしておきましょう(例:「【テンプレート】週次報告書.gdoc」)。
- あなたのメモやアイデアが書かれたファイル:
- 例:会議中の走り書きメモ(Googleドキュメント形式)、追加したい項目リスト(Googleドキュメント形式)など。
- こちらもファイル名を工夫しましょう(例:「〇月〇日会議メモ_追加項目.gdoc」)。

ステップ2:Geminiを呼び出し、ファイル名を指定して指示!
Googleドキュメントの場合:
1.新しいドキュメントを開くか、既存のドキュメントを開きます。
2.Geminiのアイコン(ペンのようなアイコンなど、表示は変わることがあります)「ドキュメントを生成」をクリックします。

3.チャットウィンドウに、以下のように指示を入力します。
- 例:「@【テンプレート】週次報告書.gdoc と @〇月〇日会議メモ.gdoc の内容を元に、今週の週次報告書を作成してください。とくに、メモの追加項目を盛り込んでください」
- 例:「@過去の議事録一覧.gsheet にリストされている議事録のなかから、プロジェクトAに関するものだけを要約して、新しいドキュメントにまとめてください」
Gmailの場合:
1.メールの新規作成画面を開きます。
2.Geminiのアイコンをクリックします。
3.チャットウィンドウに、以下のように指示を入力します。
- 例:「@顧客向け提案書テンプレート.gdoc と @新製品情報メモ.gdoc を参考にして、A社向けの製品紹介メールを作成してください。件名も提案してください」

ポイント: 「@」に続けてファイル名を入力すると、Geminiがそのファイルを認識してくれます。複数のファイルを組み合わせることも可能です。指示は具体的に「〇〇と△△を元に、□□という目的で、こういう点に注意して作成して」と伝えるのがコツです!
活用術2:ドキュメントやGmailの「執筆・編集支援機能」で、メモをテンプレートに融合!
GoogleドキュメントやGmailには、文章作成を直接サポートしてくれるGeminiの機能(「Help me write (執筆支援)」「Help me edit (編集支援)」などと呼ばれることも)が組み込まれています。これを使えば、既存のテンプレートにあなたのメモの内容を自然な形で加えたり、文章表現をブラッシュアップしたりできます。
ステップ1:ベースとなるテンプレートを開き、メモを用意!
- ベースとなるテンプレート:
- Googleドキュメントで報告書のテンプレートを開く、Gmailで返信メールのテンプレートを呼び出すなど。
- ご自身のメモやアイデア:
- 別のウィンドウでメモアプリを開いておく、手元の紙に書き出しておくなど、すぐに見られるようにしておきましょう。
ステップ2:Geminiの執筆・編集支援機能を活用!
Googleドキュメントの場合:
- テンプレート内の、追記や修正をしたい箇所にカーソルを合わせます。
- Geminiのアイコンをクリックするか、右クリックメニューなどからGeminiの機能を呼び出します。
- 「このセクションに、〇〇という情報を追加したい」「この文章を、もっと丁寧な表現にしてほしい」といった指示や、あなたのメモの内容をGeminiに伝えます。
- Geminiが提案してくれた文章を元に、さらに調整を加えます。
例:「研修報告書のテンプレートを開き、『研修で得たこと』の項目に、私のメモにある『〇〇という新しいスキルを習得できた』という内容を、具体的なエピソードを交えて記述してください」

ポイント: Geminiは対話形式で作業を進められます。「もっと短くして」「箇条書きにして」「この部分を強調して」など、どんどん追加の指示を出して、あなたのイメージに近づけていきましょう。
ステップ3(共通):Geminiの提案を確認&最終調整!
どちらの活用術でも、Geminiが作成・提案してくれた内容は必ず自分の目で確認し、最終的な調整を行いましょう。AIは非常に優秀ですが、あなたの意図と完全に一致するとは限りません。
- 内容の正確性: 事実と異なる情報が含まれていないか?
- 表現の適切性: 相手や状況に合った言葉遣いになっているか?
- あなたのオリジナリティ: あなた自身の言葉や考えが反映されているか?
Geminiを「賢い下書きアシスタント」として活用し、最後の仕上げはあなた自身が行うことで、質の高い、そしてあなたらしいドキュメントやメールが完成します。
さあ、Geminiと一緒に、テンプレートとあなたのアイデアを融合させた「最強の時短術」を体験しましょう! 「この資料とこのメモをいい感じにまとめて!」そんな気軽な相談から、Geminiはあなたの業務効率化をパワフルにサポートしてくれますよ。
※各機能の利用可能なプランに関する情報については、こちらの公式ページをご確認ください。
https://support.google.com/docs/answer/13952129?sjid=3132649956150606304-NC#zippy=%2Cgoogle-workspace-business-%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%B3
参考記事:特選!Gemini実践ガイド:お客様の声と活用ノウハウ大公開
まとめ|テンプレートとGeminiを活用し、生産性を高めよう!
いかがでしたか? Google Workspaceのテンプレート機能と、AIアシスタントGeminiを組み合わせることで、日々の業務が劇的に効率化されるイメージが湧きましたでしょうか。
最初は覚えることが多くて大変かもしれませんが、便利なツールを積極的に活用することで、あなたの負担は確実に軽くなります。そして、空いた時間を使って、新しい知識をインプットしたり、先輩から仕事を学んだりする時間に充ててくださいね。
この記事が、あなたの新社会人生活を少しでもサポートできれば幸いです。 応援しています!